人生初ミッション

採用試験の面接官をいきなりやることになりました。
なんでも受ける側に近い年齢・立場で見てみることも必要ではないか、との話になったらしく、若手でもなく、ベテランでもなくほどほどの経験を積んで、ほどほどに若くなく、ほどほどに年をとっているわけでもなく、威圧感もなさそう、ということで白羽の矢が立ったそうで。

「何か好きなゲームはありますか?」
「ポポロ」
「合格!」

とか、

「好きな犬種はありますか」
「パグ犬」
「合格!」

なんてーことができるはずもなく。

「釣り師とかけて、ホストと説く、そのココロは?」
「サオが命です」
「合格!」

なんて質問しようものなら自分の明日が危なくなります。

もっとも複数人による面接なので、あくまでサブ的な位置づけではあるんですけどね。

ここからはマジメなお話。多分面接における正解ってのはないんですよね。大事なのは、相手の質問の意味を理解して答え、その答えに対する理由を分かるようにきちんと説明できるかどうか、そこにかかってくるんじゃないかと思います。
例えば、「仕事、家族、自分を大事な順番に並べてください」との質問が出たらどうするか?下手に「面接だから仕事が一番、と答えておいた方が無難じゃないだろうか」などと考えもなしに迎合しようものなら、「家族を軽視するような人間に、心のこもった仕事ができますか?」と切り返された時に答えに窮してしまうことにもなりかねません。もちろん、「安定した家庭があってこその仕事なので、家族を優先します」と答えたところで、「責任ある社会人として、仕事よりも家族を優先する姿勢は正しいと言えますか?」とのツッコミもあり得るので油断は禁物です。
この質問についての正解はありませんから、いかに筋道を立てて考え、疑問に対しては筋道に従って説明できるかどうか、そこが重要なんですよね。
ある意味、意地の悪い質問だとも思えますが、短い面接で人を知ろうとするには、「揺さぶり」をかける必要があります。鈴も揺らさなくては音はなりません。揺すぶって音を聞き、ドレミのどんな音階が出るのか、よもや音階を超越した「にょー」とかいうとんでもない音が出たらどうしよう、とかそんな感じですね。
圧迫面接、という言葉がありますが、まさにこれにあたります。

平均的にまとまるよりもインパクト、自分の言葉というのも大事です。インパクトも、間違えれば「ただの変なヤツ」に終わってしまう危険はありますが、使いようによってはアピールにつながりますからね。
面接のハウツー本も参考にするのは大いに大切なことではありますが、文言まで一字一句そのまま使ってしまうと間違いなく個性はなくなります。自分で考えた、地に足の着いた言葉でなければ足元をすくわれる可能性も出てきてしまいます。

私の場合、かつて勤務していたD印刷会社に提出した履歴書の趣味欄には「献血、ペンギン」と書きました(笑)。当然に面接でもその辺を突っ込まれることになりましたが、書いた以上その辺はぬかりなく丁々発止と受け止めたのでいい結果になったのではないかと思います。と言っても5年後に転職してしまったわけですが。

今の職場に移るにあたっての面接でも、イロイロ聞かれましたし、今の役職になるにあたっての試験でも面接があって、様々な「ツッコミ返し力」を示すことになりましたが、それはまた別のお話。

責任の重い仕事ではありますが、微力ながらに頑張らなくちゃあいけません。
改めて、そういう年齢になったんだなぁとじみじみ感じる今日この頃。
・・・などと小難しいことを書きながら明日は明日で、非常にネタ的な飲み会を控えているワタクシなのでありました。