「ピエトロ王子の冒険」・・・大団円

ついに「ピエトロ王子の冒険」のエンディングを迎えることとなった。発売日からのこの10日間を実に幸せかつ楽しく過ごすことが出来たのは言うまでもない。いや、発売日前のワクワク期間を含めたらどれだけその効用があったのか測り知れない。ただし、その反動で毎度のことながらに何とも言えない寂寥感に襲われてしまうのは仕方がない。これでようやく感想をここにまとめることができよう。

「PS版と比べてあちこちカットされている!」とはよく耳にする意見。確かにポポロ1とポポロ2に新エピソードを加えているわけだからカットされているのは当たり前のことかもしれない。ところがそのように感じるのはPS版を知っている人であって、今回初めてPSP版を手にする人にとっては、決してそのようには感じることなく、ポポロの物語・世界を味わうことができるのではないかと思う。決してリメイクされたことによってスケールダウンしていることはないのだから。カットされたところは頭の中で補っていくこともできる。さらに今回のPSP版の後にPS版の作品を振り返れば、今回新たに語られることとなった一面を元にまた新しい観点で冒険を進めることができるから、また一層大きな物語を感じることができる。PSP版が初めて、という人は新たにPS版に触れることによって楽しむことができるから、いずれにしても今作は非常に有意義なものになるのではないかと思う。
今回、ピエトロの部屋に飾られていた、花輪を手に嬉しそうに並んで立っているピエトロとナルシアの2人の絵を見ることができた、これだけで既にポポロな幸せを感じることができて十二分に満足だ。
しかし!今作には騒ぎとなったバグの問題よりも懸念すべき非常に大きな問題が含まれている。バグは言わば不作為のことで、もちろんないにこしたことはないけれども、何も意図して入れたものではない。がこの大きな問題は完全な「作為」であるが故に気になってしまう、いや気にしなくちゃいけない。再来週のポポロ広場にてじっくりと考えてみたい。

しかしこれでポポロの世界に初めて触れた人がPS版ポポロにも興味が向くこととなるので、せっかくだからムービーをPS2に合わせた高画質バージョンのものを発売してくれると嬉しいんだけどなぁ。

そしてオフィシャルアンケートの回答にせっせといそしむ。良いところ悪いところをしっかりと書いたら・・・100文字までしか入力できないらしい。うーむ、残念!そして「お持ちのポポロのソフト」の項目は当然ながらに全部チェックだー!と嬉々としてチェックボックスに印を付けていると「ポポロクロイス~月の掟の冒険~限定版」とある・・・なぬ?そんなのは発売されてないぞ?!おかしいなと思ってよく見ると、どうやら「ポポロクロイス~はじまりの冒険~限定版」の間違いのようだ。仕方がないのでここだけはチェックできずじまい。
そしてもらうことができる壁紙はジャケットのイラスト。大きなサイズで眺めているだけで嬉しくなってしまう。

さぁ次は「月の掟の冒険」で化石島急がなくては!