奔走・パッと見・発見伝

今日は定期健康診断。検査5時間前に絶食すること、と書かれているのに、2時間前にマルセイバターサンドを食べてしまっていた。まぁ空腹時の血糖値が上がるくらいだから、そうそう影響はあるまい。
検尿コップ片手にトイレから戻る道すがら、「そういえばこんなもん飲む健康法がちょっと前にはやったなぁ」なんてことを思い出す。紅茶きのこにヨーグルトきのこなどなどいろんな健康法が一時期ブームになってもあっという間に廃れてしまって定着したものはまずない。もっとも飲尿健康法なんてものが普及してごくごく当たり前になってしまったら非常にイヤなものがある。
「○○さーん、朝の味はどうでした?」
「うーん、昨日塩っ辛いもの食べたからやっぱりいつもよりしょっぱ目だったですよぅ」
・・・こんな会話が日常茶飯事に行われるようになったら少なくともうがいをしていない人とは話をしたくなくなるだろう。などというどーでもいいことを考えているうちに検査は着々と進む。採血コーナーでは腕に浮かび上がった血管を見て係員に「いい枝分かれの血管してますねー」と生まれてこの方聞いたことのないような訳の分からない賞賛を受ける。枝分かれがしっかりしているとどこかの血管が詰まってもすぐに他の血管に血が流れるから影響を受けにくいらしい。血管が詰まったらそこから血管が枝分かれすることもあるらしく、まさに人体の神秘。
「じゃあある日腕に見慣れない枝分かれした血管見つけたらどこか血管がつまっているということになるわけですね?」
「そんなわけないでしょう」
はっはっは、そりゃそうだ。


無事に検査が終わったところで、一昨日検索端末上でポポロの2巻の名前が出てきた本屋さんへと奔走する。昨日の時点でネットでの取り扱いが始まっている状況から、まず書店でも並んでいるに違いない。そう確信して念の為端末で調べてみると、まさしくビンゴ!「店内に在庫あります」との表示とともに置いてあるコーナーが案内される。非常に親切な書店だ。ワクワクしながらそのコーナーを目指すと、おぉ、ちゃんとあるある!1巻が平積みされている横をパッと見た瞬間、立てかけられている2冊の2巻を発見!思わずニッコリ、手にして重みを感じてニッコリ、読む楽しさを想像してニッコリ、せっかくなので本棚の様子を記念撮影しておく。立てかけられたままでは背表紙しか見えないので、そのまま別の平積みされている本の上にでん!っと2巻を乗せたままにする、うひひ。
いち早く読みたいところだけど、じっくりと家で読みたいところでもあるので、昼食に入ったマックではあとがきを読むだけでガマン、ガマン。あとがきの部分だけでもポポロの歴史やこれからのあり方について語られているので今後への期待が膨らむ。未練がましく全体のページをぱらぱらっと早めくりしつつ気を抑えつつ、大切にかばんの中へとしまう。

昼から始まる仕事の合流地点に行き、4人集合したところで昼ごはんはどこに行こうか、との話になる。うっ、ここでさっき食べてきました、などと言おうものなら待ち合わせをしているのに一人だけ先に食ってたのか、とのそしりを受けかねない。そんなわけでそんなことはおくびにも出さず、みんなしてざるそばの大盛りを食べる。もっともマックとざるそば位で満腹で動けなくなってしまうような胃袋ではないから大丈夫、大丈夫。

職場に戻ると待ち構えていたかのように「ノートパソコンが急に動かなくなったからなんとかしてくれー!」とお呼びがかかる。おおむね強制終了したのが原因じゃないの、と軽く考えていたら本当に起動しない。なんかハードディスクも何かがひっかかるような異音がしてるし。ひとまず再セットアップに挑戦するも既にパソコンがハードディスクを認識しておらずいかんともし難し。結局ハードディスクを交換することとなって最寄の店に探しに行ったら10ギガで8000円の品を発見、早速購入して取り付けたら無事にセットアップが始まって一件落着。先日の掲示板データ消失といい、他人のパソコンとはいえハードディスクの物理的な破損といい、一度失われてしまったデータを元に戻すのは不可能なので日頃から定期的なバックアップをしておかなくちゃいけないなぁ、と深く反省させられた。