プラスとマイナス

自分が担当している業務について、今年1年の方向性をそれぞれ説明するという会議があって、15分ほど時間を割り当てられました。
100人以上が集まって真剣に聞き耳を立てられるとあってはいい加減なことをしゃべるわけにはいきません。かといって、話す内容を紙にまとめてそのまま読み上げるだけではいかにも事務的で聞いている方もつまらないので、ある程度頭の中でまとめておいてアドリブで話します。

そりゃあ少なからず緊張しますが、立場上言うべきことは言っておかなければなりませんから、マイクを握って早口にならないよう、聞き取りにくくならないよう気を配って話すことしばし。
急にマイクの調子が悪くなって、マイクの音量が下がってしまいました。電池切れでも接触不良でもなく、マイクとしてはちゃんと作動しているものの、出てくる音が小さいです。ならば仕方ないと、マイクを口元によせて、しゃべる声のボリュームを上げたところ、なんとか事なきを得ました。

無事に会議が終わって、お互いに反省検討を話していると、どうやら私のしゃべる声が大きすぎて、会議室を超えて廊下にまで抜けてしまっていたのだとか。そして、音量を抑えるために機械のボリュームを下げたら、私が声を大きくしたために相殺されて結局何の効果もなかったのだとか。
途中でマイクの調子が悪いと思ったのはこのせいで、しみじみとお互いのムダな努力をなぐさめあったのでありました。