ひしゃげ犬 やはり似合うは 関西弁

近所のゲオにDVDの物色に行く。「マスク2」は未だに全部レンタル中だったので、店内をうろつきまわって目的のモノを含めて野生の勘でいくつかピックアップ。ただ・・・ツタヤに比べると圧倒的に品揃えが悪い。とはいえ一番近いツタヤでもバイクで20分位かかるのが困ったもの。オンラインレンタルを試してみる価値もあるけれど、やはり店頭でパッケージを眺めながら選んだほうが選び甲斐があって面白い。
ということで「イヌゴエ」「ブラック・ビートル」「ジェヴォーダンの獣」「es(エス)」「コンフィデンス」の5本を選んできた。いろんなジャンルにまたがっていても社会派系作品のないのが特徴ではある。

まず1本目の邦画「イヌゴエ」。突然預ることになったフレンチブルドッグと青年との交流を描いた作品。交流といってもなぜか犬の声が聞こえるようになった青年と、おっさんくさい関西弁をしゃべる犬であるのに加えて、会話が成立するわけでもなく、犬の声に対して一方的にツッコミを入れるという感じでとにかくおかしい。フレンチブルの勇姿?をたくさん観られるのも○。内容的には犬のおかげで青年が積極的前向きに変わっていくというよくある話ではあるけれど、毒もなく爽やかなので観ていて気持ちがよい。ただ映画というよりはテレビの2時間ドラマといった感じかもしれない。それにしても「リトル・ニッキー」の時もそうだったけれど、ひしゃげ犬の口調には関西弁が相応しい。

2本目は「ブラック・ビートル」。パッケージによると、虫が人を襲うというパニック系の作品。タイトルからカブトムシでも出てくるのだろうかと思いきや・・・ゴキブリ。これ、ゴキブリ嫌いの人が見たら絶対に悲鳴上げると思う。人間に何百匹というゴキブリが一斉に群がって口の中にも入っていくという映像は、自分としてはどうっていうことはないけれど、嫌いな人にとっては拷問に近いはず。もっともパニック系かと思いきやメインはサスペンス系で、当初は正体不明の殺人事件捜査に始まり、次第に事件の全貌と黒幕が明かされていくという展開で、ゴキブリに襲われる場面はごくわずか。ラストで黒幕が倒されてさぁこれで終わりか、と思いきやゴキブリが合体して巨大生物の姿となってさらに襲い掛かってくる!その姿たるや地響きを立てながら歩き、人間を軽くなぎ払ってしまうほどの獰猛さ・・・ちょっと待った!地響き立てるほどの重さになるまで集まったらその重さでつぶれてしまうんじゃないかい?集合体の腕で人間弾き飛ばしたら、作用反作用で自分の体までつぶれてしまうんじゃないかい?などというツッコミがどーしても出ざるを得ない。んー、ちょっぴり残念。
ゴキブリの不気味さで言えば「クリープショー」の方が上手かな?

残りのDVDはまた後日。