先日ネット上から写真集を作成できる「Photoback」の無料作製に当選しましたが、今月末が締め切りということで、犬の写真を選びつつコメントを入れつつ完成させました。
http://www.photoback.jp/friends/preview.aspx?pbid=PBER-1248960612151039250&kw=30429950&gate=
こういうものが家に居ながらにして作ることができてしまうというのは銀塩写真時代には考えられませんでしたから、非常にユニークなサービスだと思います。値段の高いのがネックですが、プチ写真集として配布出来ますからいい記念になってくれます。
なお、今回作ったアルバムについては最後のページはめくらない方がいいです。めくるととんでもないものを見せられることになりますので。締めにあんな写真を入れておきながらコンテストに応募してきました。審査員に対する嫌がらせ・・・ではありません。
それはさておき、今日で「トゥモロー・ワールド」と「父親たちの星条旗」の2本が上映終了になってしまうことに気付いたので、夕食後に慌てて映画館に走ってきました。
まず最初に「トゥモロー・ワールド」、ものの見事にスッカラカンです。劇場内には自分を含めて2人だけの貸し切り状態、落ち着いて観られるというよりは、さみしいものがあります。
この映画、近未来の女性が子供を産めなくなって緩やかに滅びの道を歩きつつある世界を描いたもので、タイトルがタイトルだけにバリバリのSFモノという先入観を抱いていましたが、完全に認識を誤ってました。近未来、といっても三輪自動車が走る、今と全く雰囲気の変わることのないイギリスが舞台です。下手にSFめいていない分だけリアルなものとして伝わってきます。なんでもこの映画の制作費は120億円とのことですが、画面を観る限りとてもそんな感じはしません。これ、悪い意味ではなく非常にいい意味で、なんですね。あまりにも自然に映像が流れているのでCGが使われている部分が目立ちません。それ故に作り物的な感じがなく、その世界に没頭できると言えましょう。映像的にも音楽的にも派手さのないイギリス映画の落ち着いた雰囲気で興行的には地味な感じがするので損をしてしまうかもしれませんが。
「命の誕生」がいかに大切でいかに素晴らしいものであるのかを、深く再認識させられました。赤ん坊を抱いて外に出る間、一切の音が静まり返って赤ん坊の泣き声のみが響き渡る場面には泣かされました。深く考えさせられるだけにこういう映画はもっと世に広く広まって欲しいと思わずにはいられません。いい映画だからヒットするというわけではない、ややもすればネームバリューだけでヒットしてしまうような現状が非常に残念です。
気分が神妙になったところで「父親たちの星条旗」となったわけですが、率直によくこの映画を作ったなぁと思います。第2次世界大戦戦勝国アメリカの陰を思いっきり白日の下にさらけ出すのですから。日本で同様に皇室の批判めいた戦争映画作ろうものならとんでもない反発を招くこと間違いありません。この懐の広さがあるからこそ、色々な映画が生まれてくるのでしょうね。
この映画は淡々としています。きっと他の戦争映画なら仲間の死に悲嘆して号泣する場面を強く濃く描くであろうところを、強調するでもなく味付けするでもなく、真っ向から戦争批判を訴えるでもなく、観る側に判断を委ねるかのように淡々と描かれてます。その分深く涙を流す場面は少ないかもしれませんが、少しずつしみるように積み重なっていく深み・重みがあると思います。英雄として崇められ英雄として利用された3人の有り様は、改めて戦争のエゴ、国家のエゴ、個人のエゴを深く考えさせられます。国家ではなく戦友のために戦った、重く大きく響く言葉です。
この映画の中では敵としての日本人が登場するわけですが、不思議と嫌な感じはありません。次回作に日本人から観た「硫黄島からの手紙」が続くことを知っているからこそなのか、監督がどちらの立場に傾くことなく淡々と観せているからこそなのか定かではありませんが、この辺りがイーストウッド監督の凄さなのでしょうね。
数日中に「硫黄島からの手紙」を観に行ってきます。
