ついに、本番!

完徹達成!

もっとも午前2時を越えた辺りに疲れはピークに達し、パトラッシュが円陣組んでラインダンス踊っているのが見えているような状態。眠気覚ましにコーヒーがばがば飲んでガム噛んで、時に携帯でテトリスしてそっちにはまりこんでいても眠い。
しかし寝るには中途半端で、寝ないことを前提でペース勉強の配分していたからどうしようもない。なんとか気を奮い立たせ、いつの間にやら徹夜で勉強することではなく、徹夜することだけが目標になってしまっていることに気が付きつつも続行。さすがに朝を迎えた時にはある種感動を覚える。

そして試験会場に。どちらかというと試験そのものよりも待っている時間がイヤの方がイヤだ。試験が始まってしまえば開き直って専念できるけど、待ち時間はどうしても不安に駆り立てられる。どのみち事前にパラパラ眺めたところでそれほど頭に残ってくれないのは既に中学生の頃から経験済み、それでもお守り代わりにかばんの中に資料を入れてくるのだから、こればっかりはしょうがない。2年前の試験では10科目中9科目予想を外すという結果になったけれど、今回はいかに?!

ついに試験開始!最初の科目のヤマが当たってくれれば幸先のいいスタートを切ることができる。期待を込めて問題用紙をめくってみれば・・・玉砕!もう全然予想していたものと違うじゃん!はなからチェックもしていなかった内容だし。仕方がないので知恵を絞り記憶を絞り、とにかく思いつくままに内容を書き連ねる。他の科目もことごとく予想が外れて、マトモに当たったのは1つだけ、しかも当たった嬉しさで覚えていたはずのことがすぐに頭から出てきてくれない。

試験は70分×4本、35分×2本の計350分。とにかく休むことなく書いて書いて書きまくることになるから後半になると腕は痛いし、鉛筆を持つ親指に爪が食い込んでくるという凄まじさ。おまけに徹夜の影響で気を緩めるとトランス状態に陥ってしまうことにもなる。

最後の試験科目が終わり、終了が告げられた途端、誰からともなく会場内に拍手が沸き起こる。いや、そりゃもう今日を含めてみっちり大変だったから気持ちはみな同じ。もっともここで拍手をしながら「あー、コミケと同じ感覚だぁ」などと思いをはせていたのはきっと私しかいまい。
この試験が終わった後の解放感は素晴らしい!結果のことは考えても仕方ないけど。しばらくあの勉強から解放されて毎日を自由にすごせる時間が戻ってくるかと思うと、心の奥底から湯水のように喜びが沸き起こってくる。久し振りの解放感だ。もっとも今回の結果がダメであれば、また来年に向けての準備を計画的に始めなくてはいけないことになるけど、そんなことは今日考えるべきことではない。結果が出てからでも十分、十分。

家に帰ってご飯を食べ終わると午後7時過ぎ。トリビアの泉を見てから寝ようかと思うものの、猛烈な睡魔と眠気に襲われてとてもじゃないけど起きていられたものじゃない。よくよく考えてみたら36時間起きっ放しだったのだから、相当疲れているに違いない。
布団を引いてそうそうに潜り込んでの極楽タ-イム!