30年前の1983年に制作された映画。3時間以上の作品だけあってDVD版はまさかの両面仕様で途中でひっくり返すようになってました。おそらく今の世代は絶対に知らないであろう、レーザーディスクのようなものでした。イロイロ観ているうちにディスクがなくなってしまったので、おそらく別のタイトルのケースに入ってるんでしょうけど。

ブルーレイ版が発売されたということで購入しました。米ソの冷戦時代の宇宙開発競争をめぐる、有人飛行のフロンティアに立つ宇宙飛行士の姿を描いた作品で、かつて小学校の卒業文集に将来の夢として宇宙飛行士と書いた自分にとってはたまらない内容です。もっとも綺麗事ばかりではなく、マスコミの報道加熱、人気を利用しようとする政治家の姿などなどリアルな部分も含まれているので、当時の状況を存分に味わわせてくれます。
同梱された解説の冊子には、ライトスタッフの意味する“正しい資質”について、マシンが制御できなくなるという死の瀬戸際のぎりぎりのところで、精力と反射神経と経験と冷静さの全てを動員してマシンを立て直し帰還する、と原作の小説からの一節が抜粋されていますが、まさに先日見た「ゼロ・グラビティ」とシンクロしていると言えましょう。
決して映像的な派手さはありませんが、まさにいぶし銀のような奥の深い世界を見せてくれるので、これもまた映画の楽しさの一つにほかなりません。多分、宇宙飛行士を無邪気に夢見ていた小学生の時にこの映画を観ても本質は理解できなかったでしょうから、年齢を重ねることで別の視点で映画を観ることができるというのは楽しいことでもあります。
今度は無性に「スペース・カウボーイ」が観たくなってきたので、次はコレで決まりです。
