暖なれど インドア生活 まっしぐら

NTTのフレッツ+ニフティで映画がオンラインレンタルできる「4thメディア」サービスがあるので試しに加入してみようと思ったら・・・今のところNTT東日本エリアしか対応していないようでガックリ。早くサービスを開始してくれることを願います。
今日観た「日本以外全部沈没」と「マッチスティック・メン」の感想を、先日観たものの書いていなかった「マッハ!」も含めて書くことにいたしましょう。

まず「日本以外全部沈没」ですが、思わずニヤリとする場面もあれば島国根性を見透かされたような居心地の悪さを感じさせられもするいい意味で悪趣味な内容でした。総理大臣や日本人の威張ること威張ること。靖国神社参拝問題やら在日米軍基地問題やら諸問題を「日本に避難させてやってるんだから従え」と言わんばかりの振る舞いはなんともゆがんだナショナリズムを見ているようで、かといって実際に外国人難民が大量に日本に押し寄せて来たら快くは思えないだろうなぁと思う自分があったりもするので、考えさせられるところもあって単にチープでおバカなコメディ映画というものでもありません。手袋の童話も状況にぴったりはまるだけに、そして最後の最後に「その時」が訪れたのが哀しくもありました。終わり方もある意味衝撃的ですからね。
映像はCGに走ることなく昔ながらのミニチュアを火薬で破壊している様が雰囲気に即していて非常にグゥでした。これ、CG乱用して映像ばかり迫力持たせてたら確実に浮いたことでしょう。時折話のテンポが崩れるような場面やら番組やらが入るものの、総じて楽しめる内容だったと思います。

「マッチスティック・メン」はニコラス・ケイジ主演の詐欺師モノですが、最初いつになったらディカプリオが出てくるのだろうと完全に「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」と勘違いしてました。
それはさておき、詐欺師モノとくれば「スティング」、きっと映画のどこかで観客に対する騙しが始まるぞと期待を込めつつ警戒してましたが・・・うーん、そうきましたか。疑りの目で観ていただけに完全に虚を突かれたわけではありませんが、だからといって自信を持って予想がついていたわけでもないので少々してやられた感があったのが思惑にはまってしまったようで口惜しくも小気味よいものがありました。
そのまま引き下がってもいいのか!と思ったものの、それがきっかけとなってあの結末を迎えたのであれば、それもまた人生の妙味なのかと後味のよいものに変わってくれました。女の子役のアリソン・ローマンの実年齢が24歳だったというのはこれまた見事に騙されたと言えましょう。

最後は「マッハ!」ですが、これはもうとにかく凄い!の一言に尽きます。CGなし、ワイヤーアクションなしであの映像ですから、あまりの凄さに思わず「すげー!」と笑ってしまいます。そんな思いに呼応するかのようにアクションの大きな場面ではアングルを変えてそのアクションを見せてくれるので驚きはさらに深くなります。いや、小学生の時にはやったジャッキー・チェンの映画のようにインパクトが非常に大きいです。
ただ・・・撮影の様子をスタッフロールの中で見せるのだけはやめて欲しかった・・・。映画の余韻にひたっているところにNGシーンとか両脚に火がついて走る回るのをスタッフが必死で砂かけて消すシーンが飛び込んでくるとどうしても現実に引き戻されてしまうんですよね。映画は作り物ではありますが、映像特典で収録するのはさておき本編に組み込むのはどうかと思いました。つまらないわけではなく観ていて面白いには面白いんですけどね。「ブルース・オールマイティ」を観た時にも同じことがありました。

とまぁ映画を観つつも探偵局の更新を入れたり来月に迫った名古屋オフの紹介ページをアップしたりとインドア生活まっしぐら!な1日を過ごしたのでありましたー。