ナツコミニオフ

今回深夜高速バスの座席は1階。言うまでもなく乗客の9割が夏コミ客、雰囲気を漂わせながらカートをガラガラと引いている。タイヤやエンジンの音が2階よりも気になるかなぁと思っていたらそうでもなく一安心。ただ、1階席定員9名中男は自分だけで回りは全て女性なのでかえって肩身が狭い。ま、寝てしまえば関係ないけどね。一応イビキやら歯ぎしりが聞こえてきたら恐ろしそうなので、イヤホンを耳栓代わりに。深夜高速バスにはすっかり慣れっこだから寝付くのも早い。時折寝相を変えるために半分目を覚ますくらいで、いつのまにやら東京駅に着く頃となっていた。

東京は早朝から雨。幸いさほどの大降りでもないようで、会場となる国際展示場に着く頃にはほとんど上がっていた。しかしそんなぐずつき模様の天候であるにも関わらず、会場前は長蛇の列となっていて、独特のオーラとフレグランスが漂う。今回は朝から売り子を務めるべくサークル入場するため、2ヶ所ある入場口のために少々迷いつつも、サイト「泰平楽」管理人の井上おさむさんと合流をして一足先に入場する。人が少ないせいか通路にはほどよくエアコンが効いているので心地よく、「これならそんなに暑い1日にならんで済みそうだ」と思っていたところ、ホールに入った途端先ほどまでの空調はどこに行ってしまったんだ?とばかりのもあっとした熱気がまとわりついてくる。たまらん、これは本当にたまらん。
とはいえじっとしていたところで事態が良くなるわけでもないのでセッティングを始め、それがおおむね済んだところで衣装替えをしに行く。そう、今回は単に売り子をするのではなくギャルソンの格好での販売。シャツにネクタイ、カマーベストの黒エプロンを装着すればあっという間に出来上がり。もっともギャルソンと言うよりは我ながらに場末のバーテンダー、という風体のような気がしなくもない。詰め襟+ネクタイ+エプロンなので暑さは一層パワーアップするから気合と根性で頑張ろう。

ただ、どうしてもこういうビシッとした格好になると立ち居振る舞いまで固くなってしまうようで、ブース内で椅子に座っている時でも背筋を伸ばした不動状態になってしまい、同じく売り子を務めるおさむさんの弟さんから「あんまり固苦しい格好しているとお客さんが近付きにくい雰囲気になりますよー」とアドバイスされ、なんとか固くなり過ぎないようにと注意する。これも一種の職業病?!

自分なりになんとか無難に任務をこなしている間に、プチりんごさんがスケッチブックを持って来たので、詳細にリクエストを確認した上で丁重にお預かりする・・・ヒゲの生えたピエトロはどうにもイヤらしい。とその他boltさんからポポローグの壮絶なる冒険記録の話に驚かされたり、お客さんから「もしかしてパグさんですか?」と声をかけられつつ、番茶さんから怪しいメールを受け取ったりしつつ、つぇきさんとノリスに豆本を買ってもらいつつ売り子を楽しんでいるうちにおさむさんが戻って来たので、バトンタッチをすることとなった。時は1時を回ったところで、そろそろミニオフの準備を始める頃合だ。

待ち合わせ場所となるアトリウムは既に座り込んでいる人達がビッシリで、果たして無事に集合できるかしらん?と不安に思いつつもパプーのぬいぐるみを棒の先に付けてぶーらぶら。時折通り過ぎて行く人達が「あれは何だ?」と振り返っていたから、それなりの効果はあるに違いない。既に待ち合わせ場所に行く前から合流していた方々を始め、なんとか順調に集合が進んで行く。boltさんにリュナンさん(withにしぴいさんに頼まれた本の紙袋付)、たの・しんさん、つぇきさんにノリス、ネル、そして赤リボンさん。たの・しんさんから暑中見舞いイラストをもらい、そのあまりの素晴らしさに思わずあれこれと質問してしまう。完成させるのに2週間はかかったとのこと、やはり物事には根気と気力が必要となるらしい、うん。パンパンに膨らんだネルのカバンの中にはジャグラーやら風船やらボールやら大道芸人グッズが盛りだくさん、その買い込んだブツの領収書をみて絶句。世の中知らない世界がまだまだ存在するらしい。赤リボンさんはシュガー&ロケッツの公式サイトが存在していた頃からのお知り合い。もっとも随分と前のオフ会以来なので久し振りでもありビックリ。
とここで参加予定となっているはずの2人、蒼い翼さんと巷のポポポさんの姿が見当たらない。もしかして待ち合わせ場所が分からないとか?!2割増程度に棒につるしたパプーを振ってみる。待っている間に、今回夏コミに来ることができなかったにしぴいさんと携帯で電話をしているうちに、なんとか全員無事に集合を果たすことができた時点で、喫茶店へと移動を開始する。総勢10名、果たして全員まとまって座ることの出来る席は見つけられるや否や?!
・・・となんとかモノになりそうなテーブルを見つけて準備していると、続いてやって来たネルが手にしていたお盆をひっくり返してしまい、ジュース散乱状態に。何も床にジュースを振舞わなくてもよいのだぞー。とそんなハプニングがありつつも全員席に座ったところでミニオフの始まり始まり。軽く自己紹介をしたところで、後は完全なフリートーク、席が横に長ーい配置なので、端と端とでは自由に会話できなかったのが残念なところ。実はこれがオフ会において非常に難しくかつ重要なところでもある。今回はこういう場所でのミニオフ、ということで許してもらおう。
boltさんと赤リボンさんからイロイロネットワークゲームの話を聞かせてもらう。ネットゲームも何かと興味が湧くところではあるけれども、どうにもややこしそうとの印象が強い。それにエンディングというものが存在しないというのも食指が動かない。ネットゲームにおける自由度を高くすることの功罪など非常に興味深い話となった。
もはやこういう場では欠かせないつぇきさんのスケブ、今回もしっかりと合作イラストをゲットしてきたらしい。お約束とはいえページをめくるのが楽しくてしょうがない。黄緑の配色が続いたかと思いきやいきなり黒!な色が目に飛び込んでくるのだから。吉本新喜劇並に定番ネタになりつつあるような気がしなくもない。
でもってノリスからはポポロカフェで深夜にかけて話しているうちに盛り上がって完成したというアイナ主体の戦闘技企画ネタ!い、いつの間にこのようなものがこのような形に?!あまりに愛に溢れた内容だったので、思わずその場でみんなで回し読み。せっかくだから今度はイラスト付での技解説をぜひに!
そして以前からメールやカフェでイロイロ意見を交わしていたもののオフ会などでなかなか会う機会のなかった蒼い翼さんとの初対面、となったはいいものの、イキナリかような格好をしていてゴメンナサイ。今度会う時にはもう少しノーマルな格好をいたしますのでじっくりゆっくりと。
その後リュナンさんから某Pから電話、ということで携帯を受け取り現場の実況中継。風邪を引いて夏コミに来られなくなってしまったとのこと、そして今回のミニオフで巷のポポポさんに会っておきたかったと非常に残念がっていたので「こんな感じの人ですよー」と簡単な紹介をしておく。なんでも先週の万博でコスプレサミットにコスプレ参加中に倒れてそのまま救護隊に搬送されてしまったそうな。笑っちゃいけないけれども・・・みんなにその話を伝えて案の定大笑いすることとなってしまう。そうか、世の中やはりそういうことが起こりうるのか。
そんな飛び込み電話ありの、ネルの怪しげな風船膨らましありのとワイワイガヤガヤしているうちに時間が過ぎてしまったので、お次はまとまってポポロ関係のブースへとゲルマン民族大移動の如くに移動を開始する。なお、この喫茶店においてギャルソンの格好をしていたが故にお店のおばちゃんから何度も怪訝そうな視線を向けられたのは言うまでもない。
大勢イキナリに出現してしまい、あーふさん、くららさん、眠夢さんAkitoさん、どうもお騒がせしましたー。

場所が場所だけにあまり落ち着いた雰囲気でなかったのが非常に申し訳なかったミニオフとなってしまったけれども、機会がありましたらぜひともまた集まって楽しむことにいたしましょう~。今日は本当にありがとうございました!

ミニオフ終了後、再びブースに戻って売り子業務に復帰!しかしどうしてもブースに入った瞬間ビシッとした挙動になってしまうのはいかんともし難い。
とそうこうしていいるうちに終わりの時間が近付いてきたので撤収に取り掛かる。振り返ってみるとあっという間の1日で楽しかったなぁ♪
本当はこのまま打ち上げ会場のある川崎まで行くところだったけれども少々所用が入ってしまったので、しばし単独行動を取った後に再び合流することとした。

打ち上げは焼肉食べ放題、酒飲み放題ということで、尋常ではないペースで肉を焼き始める。食べ始めはどれだけでも食べられそうな感じがするけれども、やはり人間の胃袋は有限にできているようで次第次第にグロッキー状態となり・・・も、もう食えねー。肉を楽しみつつ酒を楽しみつつ、色んな話に花を咲かせているうちにあっという間に過ぎ去ってしまう宴席。楽しい1日を過ごさせてもらって本当に感謝感謝なのでありましたー。またよろしくお願いいたしまーす。