次世代携帯ゲーム機の始まり

今日はニンテンドーDSの発売日、ということでゲーム機を求めて開店前のお店に並んでいる光景がニュースに映し出される。東京では概ね100人位とのことだけれど、PSPの発売日は12日の日曜日である上に、出荷数が相当少なく入手が難しいと噂されているだけに、おそらく行列は今日の比ではないに違いない。

ニンテンドーDSとPSPのほぼ同時期の投入を受けて、「次世代携帯ゲーム機戦争の始まり」とよく言われている。2画面とタッチパネルという新機軸を掲げて質的拡大を図る前者と、家庭用ゲーム機の性能をそのまま携帯機にも実現するという量的拡大を図る後者。DSはその独特のインターフェイスから未知の可能性を秘めているし、PSPのコンセプトは極めて分かりやすい。単純に比較できるものではないし、前者に出来て後者にできないこと、後者に出来て前者にできないことと得手不得手がある。せっかくだから互いに良い刺激を与え合って携帯ゲーム機全体が発展していくようになると非常にプラスになるのではないかなぁと思う。
もっとも「ヴァーチャルボーイ」という未知の可能性を秘めて登場したものの、秘めたまま消えていった前例もあるので、「未知の可能性」が常に良い結果をもたらすというものではないけれど・・。

それよりもVHSとベータの如く、次世代規格のDVDが分裂しそうになっているのが非常に気がかり。最終的にどちらに落ち着くか全然定かではないので、なんとか軟着陸して欲しいところ。「ベータってなんですか?」という世代も既にいるはず・・・むぅ。