かつて観た 映画観るのも オツなもの

昨日から兄夫婦が遊びに来て、今日はウチの親を含めて大阪に行くというので一人家で留守番&犬の面倒見。大阪は7月に行ってきたところだからさすがにまだ大阪成分の補給は必要ありません。そんなわけで家でのんびりしつつ例によっての映画鑑賞となりました。ツタヤから手元に届いているのは「死霊の盆踊り」と「トロン」、前者はある程度覚悟をしつつ、後者は懐かしさにかられて思わず借りてみたものです。

まずは「死霊の盆踊り」。10年以上前に一度借りたことがあったものの、あまりの退屈さに途中で寝てしまい、結局最後まで観ることはなかったので今回再挑戦です。正直内容よりも「観た」ことに意義がある映画じゃないかと思います。
で、かのエド・ウッドの脚本による内容ですが・・・ありません。ただひたすらに同じセットの中で入れ代わり立ち代り現れるトップレス女性の裸踊りが繰り返されるだけ。それじゃポルノ映画と変わらないかというと、そういういやらしさは感じません。どっちかというとバカバカしさが先立って艶っぽさに目が向かないだけなのかもしれませんが。映像特典の監督のインタビューを観ると登場するのは本職のストリッパーだとか。
それでも覚悟をしていただけにそれほどヒドイものだとは思わず、むしろ「よくもこの映画作ったよなぁ」と変な意味で感心させられました。これで長年?のモヤモヤが消えたので満足することにいたしましょう。ちなみに原題は「Orgy of the Dead」なので「死霊の盆踊り」というのは相当の意訳です。インパクトのあるタイトルではありますが、ゾンビが輪になって踊るという映画ではありませんので要注意。

そして続いて「トロン」。観たのが小学生の時で観たという記憶はあるものの、CGが当時は斬新だったということは覚えているもののどんな内容だったのかまるで覚えていません。覚えていないということはそれほどたいした内容ではなかったんだろうなぁと思っていたところ・・・いや、面白い!これ元祖マトリックスと言ってもいいんじゃないかしらん?擬人化されたプログラムとプログラムとしてコンピュータ内に取り込まれたプログラマーが、仮想空間内で戦いを繰り広げプログラムの中枢部を破壊するという内容で、やはりそのプログラマーは他の擬人化プログラムにはない特別な力を発揮して危機を乗り越えるというまさにマトリックスのネオ的な存在になってます。そりゃあ小学生の時にこれを観たところで完全に内容を理解できるわけがないので覚えてなかったとしてもムリはありません。これがディズニー映画だったというのも驚きでした。CGはまぁ初代プレイステーション以下のものではありますが逆にサイバースペースっぽい雰囲気を醸し出しているので味があってこれはこれでいいんじゃないかと思います。
子供の時に観た映画を改めて観直してみるのも新しい発見ができて面白いものです。