ガス欠に おびえ夜道を ひた走り

睡眠不足な体を抱えて帰宅するも、今日は夜から午前2時まで第2ラウンドの仕事が待っているので、昼ごはんを食べてすぐに昼寝に突入する。体に悪いぞー、こういう生活。
夕方まで寝てなんとか気力・体力を取り戻したところで支度を整える。当然仕事が終わって帰る頃には電車は動いていないので、車かバイクで出掛けなくちゃならない。車の方が楽ではあるけれど、このところバイクに全然乗っていないので、いい加減乗っておきたいところでもある。おそらく名古屋オフ後の我が家泊まり組が翌朝あのバイクを見た時に、あまりの埃のかぶりようには驚いたに相違ない。しかしはっきりしない雲行きも気になるところではある。考えた末にバイクを選択、久し振りにエンジンをかけるけれど、何のトラブルもなくすこぶる快調で問題なし。これが朝から気持ちよく晴れた暖かな日で遊びにでかけるシチュエーションであれば最高だけれど、バイクに乗ることができるだけでよしとしよう。

しかし、しばらく走っているうちにとある問題が発生した。バイクの不調ではなく、燃料警告灯が点いたり消えたりし始めているではないか。往復で戻ってこられるだけの燃料は残っているとは思うけれども、時間が時間なだけにおかしなところでガス欠になろうものならガソリンスタンドを探すだけでも大変なことになってしまう。
悪いことは重なるもので、こういう時に限って小銭入れしか持ってきていない。中に入っているのも数百円・・・こりゃあセルフ式のスタンドを見つけて給油するしかなさそう。
ところがセルフ式のスタンドはいくつかあるものの、立ち寄る全ての機械には硬貨の投入口がなく紙幣専用、そのうちに警告灯の点いている時間が長くなってきたので少々焦る。時間的にはゆとりを持って出てきているから大丈夫だけれど、このまま硬貨の使えるスタンドが見つからなかったらどうしよう?
と警告灯の明滅を見守りつつ走っているうちにようやく給油のできるスタンドが見つかって一安心、しかし給油できたのは6リットル弱だから必要最小限の燃料であることに変わりはない。
やっと燃料の心配もなくなったなぁと思っていたら、今度はパラパラと降りだす雨、なんでじゃー!

幸い仕事が終わる頃には雨も止んでいたけれど、来た時よりもさらに肌寒くなっていた。時計は既に午前3時、さすがにこんな時間に家の前までエンジンかけたままバイクを乗っていったら近所のひんしゅくをかいかねないので、手前50メートルほどにてエンジンを止めて手押し。あとは布団に入って眠るのみ。