面接という試練

就職時には面接試験なんてものがあったりするけど、20~30分というわずかの時間で、自分自身を示し、アピールしなければならないわけだから非常に緊張するものだ。
そして面接をする側もわずかな時間で、試験を受けに来た人間を知るために数々の質問を考え、その反応を見つつ判断していかなくてはならないので、これもこれで苦労があるに違いない。

オーソドックスに攻めて無難過ぎてもダメ、奇をてらって変に目だってしまってもダメ、どんな点でどのように個性や人間性をアピールするのか、そのアピールの仕方すらもその人の持ち味、ということになろう。
だいたいどこの会社の面接でも「自分の長所」「自分の短所」を問うてくる。マイナス過ぎる短所でもいけないし、だからといって短所がないというのもありえない。短所を転じて話をよい方向に持っていくというのも1つの手段でもある。ちなみに現在の仕事に鞍替えする際に、自分の短所は「考える前に先に動いてしまうことがある」と書いた。こう書くとぱっと見には「思慮が浅い」ととらえられるけれども、「その分行動力がある」とプラスに転じさせることができる。いかに相手に自分の思うところに質問を向けさせて、答えるか、そんな丁々発止が面接の醍醐味でもある。もっとも今だから懐かしく思えるだけで、その当時は緊張しまくりのヒヤヒヤだったことは言うまでもない。他にも趣味のところに「献血」とか「ペンギン」とか書いたりもした。確実に突っ込んでくるからにはきちんと答えを返さなければただの「ヘンな奴」になってしまうので、難しいところではあるけれども。

「マニュアルを読んで基本を知り、基本に縛られず」

・・・などと今日1日イレギュラーな仕事を手伝いつつ、昔を懐かしむ。