先日、夕食後に1日の疲れを癒すべく部屋でノンビリしていたところ、母親から真剣な表情で「ちょっと聞きたいことがあるけどいいか?」と相談を持ちかけられました。
一体何事かを思って話を聞くと、物損事故を起こしてしまったとのことでした。状況を聞くと、店の駐車場から左折で出ようとしていると、ちょうど駐車場に入ろうとする車が止まってくれたので前に進んだところ、その車を追い越して直進してきた車とぶつかったのだとか。人身事故ではなく、互いの車に傷が付いただけの単純な物損事故ですから、それほどたいしたことでもありません。車の破損状況も、相手方が車体側面に傷、こちらが一部凹みとランプカバーの破損で、損傷程度はいずれも軽く、そういう時のための任意保険もバッチリですし。
相手が理不尽な要求してるわけでもなく、お互い保険屋さんを使って修理しましょうとの話もきちんとできているようです。
「そんなら心配せんでもええんとちゃうの?警察に事故の届出しておけば後は保険屋さんが手続きしてくれるし」
「いや、まだ届けてない」
「・・・あかーーーーん!!!なんで?」
「相手が話を大きくしたくないから、わざわざ警察に届けずに互いに自分の車は自分で修理しましょうって言うもんやから・・・」
当事者同士の事故の示談はご法度!現場で話がまとまったように思えても、結局修理代の件でもめることにもなりますし、それでは保険を使うこともできません。
「事故の届出は義務やし、保険も使えへんで?」
「え?!なんで保険ムリなん?」
その辺の仕組みをじっくり説明したところ、ようやく事の重大性に気付いてもらえました。結論は1つ、「事後でもしょうがないから事情を説明して警察に届けておくこと」
相手がどれだけ急いでいようが警察への届出を嫌がろうが、こちらに100%非があったとしても、示談だけは絶対にやっちゃあダメです。例えば車を運転していて自転車と接触したとして、相手が「全然ケガもないし、自転車も壊れていないからいいですよ」と言った場合でも「ラッキー」などと思わずに、ちゃんと相手方の連絡先を確認して届出しておかないと、後で「当て逃げ」とあらぬことを言われる可能性も十分にありますからね。




