十数年ぶりの再会

金曜日の夜、十数年ぶりとなる高校時代の友人と飲んできました。気心の知れた仲のいい友人で、大学こそ違えど、折を見つけては会って自宅に泊めてもらったり、バイトを紹介して同じところで働くようになってからはバイクの後ろに乗っけて帰ったりしてました。
多分何事もなければ社会人になってからもつるんでたはずだったんでしょうけど、バイト先が同じことが災いして距離を置くようになってしまったという青春の1ページな出来事がありました。
まぁ平たく言ってしまえば同じ女性を好きになってしまったという何ともややこしい話なわけですよ(笑)。人生のイロイロなネタはさんざん赤裸々にご披露してますけどこれは本邦初公開。ということで少々昔話をば。

正確に言えば、当時私がバイト先で付き合っていた女性がいたんですけど、さほど大っぴらにもしていなかったので、後から入ってきたこの友人がそのことを知らずに好きになってしまったんですね。しばらく後にそのことに気付いたものの、話を切り出すに切り出せず、とはいえちゃんと話をしないことには傷が深くなるのは目に見えていたんですけどタイミングを失って時間ばかりが過ぎてしまったわけです。そのうちに向こうも付き合っていることは知らないまでも、「どうやら同じ女性を好いてるらしい」ということには気付いてました。
そしてついに「実はあの子が好きになってなぁ」と言われ、「お前もそうだろ?」と言われる日が来ました。さすがにこの時点でごまかすわけにもいかず、おそらくこのタイミングを逃しては余計に言えなくなると思って初めていきさつや事情を説明しました。
そこで「何だとー!」と夕陽の原っぱで殴り合うようなケンカが起きるようなことはなく、「何となくそんな感じはしてたけど、変に遠慮せんでもよかったのに」と怒ることなく納得してはくれました。
その後、大学の勉強が忙しくなったこともあってその友人はしばらく後にバイトを辞めましたが、負い目を感じていたがためにそれからは会うようなことはなく、年に1回年賀状のやり取りをするのみで十数年の時間が流れてしまったというわけです。

そして3年ほど前の年賀状で友人が結婚したのを知り、どことなくほっとしたこともあってそろそろ連絡しないといかんなぁと思うようにはなったものの、なかなか踏ん切りがつかなかったんですよね。もちろん恨まれているだろうなぁとか思っていたからではなく、普通に連絡すれば万事元通りだったんでしょうけど、十数年も過ぎると逆に連絡しづらい部分があるわけで。でも向こうも年賀状の差出名見てこちらの身にややこしいことが起きたのは察知しているはずなので、昔のこともあるのでその辺きちんと近況報告しておかなくては!という思いもありました。

それで今年の年賀状に「バイク買ったから今度ツーリングでも行くかい」と書かれていたのを見てようやく決心がついて電話をかけ、昨日飲むことになったという次第です。

とまぁ昔話はここまで。「で、結局パグさんはその女性とはどうなったんですか?」という興味津々なツッコミがあると思うのでちゃんとここで明かしておきますとも(笑)。
その後は、飲み会やら何やらで既に幅ひろく暴露済みの、あの珍しい人生経験につながっていくんじゃよー。既に災厄の芽はここに芽生えておったんじゃよー。
塞翁が馬とはまさにこのことで、もし、この友人が私の代わりに付き合っていたらどうなっていただろう?と考えると人生つくづく面白いものだと思います。
「え?暴露済みの珍しい人生経験って何ですか?」ってツッコミ入れてきたら次の飲み会で、生中イッキに付き合あわせるのでから覚悟するよーに(笑

「それにしても一度に2人の男の気を惹くなんて罪な女性ですね?」いやいやいやいやもうもうもうもうディープな意味で“罪”な女性でしょうけどこの話は、はい、ここまで(笑)。

と長い前フリがあったところで肝心の飲み会ですが、やっぱり高校時代の友人というのは十数年ぶりに会ってもそんなに変わってません。もっと互いにオッチャンになってるかなぁと思いきや、見た目的にも中身的にもそのまんま。見た目的ってのはあくまで主観で、既に立派なオジサンであることは自覚しているので念のため。

さすがに十数年もあると互いの近況報告だけでも事欠きません。特に私の場合非常にネタ多き人生歩んでますし(笑)。もっともその辺のいきさつも包み隠さず話したら結構ショック受けてました。個人的には人生のスパイスとして前向きにとらえている話なのであまり真剣に受け止められてしまっては困るというもの・・・とはいえ一度は好きになった女性ゆえに友人のショックも分からなくはないですが。
そのお返しに、というわけではないですが、向こうの話もしっかりと取り調べてきましたとも(笑)。この友人、大学時代は間違いなく私よりもマニアックでしたが、今となっては間違いなく私の方がマニアックになってます。「あんた昔っからヘンだったけど相変わらず変わっとらんなー」との弁でしたが否定はしませんできません。
そんなこんなで酒を飲みつつ語りつつ、当時のバイト先の知り合いに同じく十数年ぶりに電話で話して盛り上がりつつ、いい時間を過ごしてきました。もちろんわだかまりとか負い目とかそういうネガティブなものもキレイさっぱり。

人生やっぱりイロイロな縁の積み重ね、なのですよ。