1年振り イキなはからい タンタン麺

みぞおちの辺りに妙な感じが・・・ムムム、これはよくない兆候だ。今のところはまだ違和感だけですんでいるけれど、これが吐き気などに発展したらもう大変。咳が激しい風邪も困るけれど、胃腸風邪も困る。早いうちになんとかしなくてはなるまい。

それでも食事時になるとお腹が空くのはまだまだ健康な証拠。相方と仕事に出ていたので、何にしようか尋ねてみると「あ、お任せしますよー」との返事で、実はこれが一番決めにくい。これが「麺類にしましょう」とか「中華にしましょう」という返事だと選択肢も少なくなるけど、どれでもいいとなるとあまりにも幅が広すぎる。
車で移動していた最中でもあり、通り道にはあのお店があるではないか・・・いやいやさすがにあのお店はまずかろう・・・でも弱っている胃腸を活性化するにはいいかも・・・などと考えつつ迷っていると
「以前港にいたんでしたら『四川』って知ってます?」

うはははは、それこそ渡りに船の質問だ。「実は今そこに向かおうかと考えてたところなんだよねー」「あ、じゃあ行きましょう、行きましょう!」ということで行き先地が決定する。あの辛さで喝を入れれば体調もいい方向に転じるかもしれない。もちろん刺激が強すぎて逆効果となる可能性もなきにしもあらず、だけど。

日記をさかのぼるとこのお店に来るのも実に1年ぶりだけれど盛況ぶりは相変わらず。お店のおばちゃんに「久し振りだねー、やっと来れたん?」と声をかけられる。1年たってもこうしてきちんと覚えてくれているのは非常に嬉しい。いつものヤツを頼んで待っていると、エビとキャベツとタマゴのあんかけ炒めが目の前に運ばれてくる。「あれ?注文してないのに間違えたのかな?」声を出そうと思ったらおばちゃんから「久し振りだからサービスだ!」とのこれまた嬉しい配慮。でもってこれもおいしいのだからたまらない。
そして1年ぶりの再会となるタンタン麺を目の前にして思わずノドが鳴ってしまう。あぁ、この色このツヤこの香り!刺激的なところはまるで変わっていないね~。レンゲを手に取りさっとスープを一すすり。
・・・ウマイ!やっぱりこの辛さと旨さが絶妙に絡み合った味は最高だ!スープを飲むたびに胃が熱くなってくるのが分かる。食べ進めているうちに汗がダラダラと流れてくる。これこそまさに、
「ヒィィィトブゥゥゥゥールェイズゥゥゥゥゥゥッッ!」
ってな状態。
もうご飯が進んで進んでしょうがない。皿一杯に盛られたご飯がみるみるうちに減ってゆく。そしてこの辛さが相まって、サービスでもらったあんかけ炒めのキャベツの甘いことったらもう!「キャベツってこんなに甘かったっけ?」と新鮮な驚きを感じてしまう。
汁も全部ぐいっと飲み干したところで、ごちそーさまっ!おばちゃんどうもありがとう♪
いやいや久し振りに納得のいく辛い物を食べて元気が出た。きっとこの刺激で、

風邪ウィルス死滅!
ピロリ菌死滅!
乳酸菌も死滅!

・・・それじゃあかんやーん!ということで、体の外に排出されるまで体内に刺激を撒き散らしてくれるだろう。
3月20日を迎えるにあたってしっかりと下見と味を確認することができて何よりだ。

胃の中がジンジンと心地よい。辛い後には甘いもの、ということで家に帰る途中でいつものヒロタシューを購入する。部屋で熱いコーヒーを飲みながら甘いものを食べると、これまた五臓六腑に染み渡る心地よさ。英気と刺激を養ったところで今晩じっくりと寝て体調がよくなってくれることに期待しようではないか!