高速で 闇に包まれし 午前4時

午前3時45分、起きるべき時間が到来したことを告げる「風雲黒潮大魔王」のテーマが元気よく携帯から流れ出す。一瞬なんでこんなに早く起きるんだろう?と疑問に思うもすぐに正気に戻って身支度を整える。まだこの曲だから音楽に乗って起きることができるけれど、これがグレープの「精霊流し」にでもしようものなら布団に潜り込んでしまいそうだ。

心配していた雨の降っていないのが何よりも不幸中の幸い。朝早くて外は真っ暗、眠気に満ち溢れた気分に加えて外に出るのもためらわれるような大雨が降っていたらさぞかし滅入ったに違いない。いつものように自宅からバイクをズルズル押し歩いて、エンジンかけても差し支えのないところでイグニッション、オン!このところ乗っていなかっただけに心配だったけれど一発で元気よく咆哮を上げてくれる。
知多半島道路は車1台走っていない、まさに貸し切り状態。あまり道路灯がないので、便りになるのはヘッドライトのみ、周りの暗闇に圧迫感を感じるほどの暗さ。人が闇を恐れるのは太古からの記憶が深層意識に残っているから、と聞いたことがあるけれど真偽はいかほどのものなのだろう?

早起きの甲斐あって、仕事の成果は順調すぎるくらい狙い通りの大成功。昼食後にはややもすると凄まじい眠気に襲われてしまうけれども、ここはじっくりガマンの子。
ようやく仕事が片付いて帰途につくことになったものの、何やら雨が降ったりやんだりで安定しない。念のために合羽を着込んで外に出てみたら、物の見事に雨がやんでいた。世の中準備を整えれば整えるほど、準備の不要な方向に物事が進むものなのかも。
それでも自宅近くまで来ると雨がひとしきり振り出したので、どうやら合羽を着込んだ甲斐はあったというものだ。ただあまりに降り過ぎなのはご勘弁。それでもバイクに乗るのはやはり楽しい。

もはや眠気がピークに達しつつあるので寝なくては。
眠いなら日記つけずに一刻も早く寝た方がいいのだろうけど、日課としてきちんと済ませておかないと、やはり落ち着かない。