レンズ=機械の眼で周囲の状況を記録してくれるアイテム、ドライブレコーダーをようやく購入しました。といっても以前からフロントフォークに前方だけ撮るカメラは付けてあったんですけど、USBポートを占有してしまうのとやはり後方の状況も記録できるようにしておいた方が、あおり運転が騒がれている昨今、いざという時に役に立ってくれるだろうと考えて、今回のドライブレコーダーの購入に至りました。アマゾンで1万円ちょいなので非常にお値打ちです。
バイク用アマチュア無線機を据え置き型のFTM-10Sからハンディ機のFT-3Dに交換したことでシート下にスペースができましたし、無線機の電源を取っていた端子がそのまま使えるので、タンクを取り外してコードを取り回す手間を除けばさほどむずかしい作業でもありません。前後のカメラの取り付け方には少々考えさせられましたけど。
前方のカメラはここ。ホーンの間に挟みこんだ手ごろなT字金具ベースにしました。こうしたT字金具はたくさんあるだろうと思っていたら、条件に適うものがなかなか見つからず、アマゾンで探すに探してようやく見つけました。
後方はナンバーに専用のステーを取り付けてネジ止めしようとしたらブレーキランプと干渉してはまらず、ひとまず1本のネジで仮止めして試したところ、ナンバーステーだとランプのカバーが映り込んでしまうため、どっちにしてもダメでした。仕方ないのでバッグの固定用にナンバー裏に取り付けておいだ台座のあなを使ってナンバーの横に置くこととなりました。普段はパニアケースを取り付けてあるので転倒してもカメラに影響はないでしょう、多分。
コードはカメラ用2本、リモコン用1本、電源用1本の計4本。GPSを付けるともう1本増えますが、とりあえずは必要性を感じないので使いません。電源、リモコンと延長した前方カメラのケーブルがどうしても余ってしまうので、そのままシート下で束ねるとパンパンになってドラレコ本体の放熱スペースがなくなってしまいます。なので前方から来ているカメラとリモコンのケーブルはタンク下の空いてる場所にしまい、電源ケーブルは必要最小限の長さにバッサリ切りました。おかげで余分に余るコードがほとんどなくなったおかげでスッキリ収めることができました。
肝心のドラレコ映像はデフォルト状態でこんな感じです。LED信号に対応するためフレッシュレートが25fpsとなっているので若干カクカクした感はありますが、ドラレコの目的は風景撮影ではなくトラブル時の証拠保全ですから、目的からすれば必要十二分な画質です。音声はリモコンに付いているマイクから拾うので風切り音が結構入ります。音はオマケ程度に思っておいた方がいいでしょう。きっちりとしたツーリング映像を撮りたい時はハンドルに取り付けるGoProを使うようにしてます。
ドラレコは転ばぬ先の杖、なので使わずに済むのが一番です。大型バイクだけに今までに煽られた経験はありませんが、こうしたカメラを付けることで少しでも煽りの抑止効果になるのであれば一石二鳥です。