11月に1泊2日で行ってきました、毎年恒例、ホテル浦島を目指すマスツーリング。8台9人という例年からすると結構多いメンバーです。毎年行っていると何か目新しい行先を追加しなくちゃいけないという義務感に駆られますので、今回は行きに下道で谷瀬の吊り橋を経由してホテルに向かうことになりました。谷瀬の吊り橋は結構有名どころのツーリングスポットなので行ったことある人もいましたが、幹事である自分が行ってなければいいんです。というか、それくらいしか思いつく場所がなかったので来年はどうしたものかと早くも悩ましいところです。
ナビのおかげで迷うことなく到着し、駐車場に泊めて徒歩で向かいました。橋の通行料はないので駐車代400円が通行料代わりなのでしょう。以前は橋の北側に無料の駐車場があったらしいですが遠回りになりそうなのでやめておきました。
結構揺れるのと風があるのとでスリルはありますが、高さ200メートルの岐阜バンジーを経験した身にとってさほどの恐怖感はなかったです。タマひゅん的な感覚もなし。ただ、真ん中の板の下はスカスカだったので万が一割れたらエライことになるかもしれません。参加者の1人は高所恐怖症ということもあって流石に橋に足を乗せることはありませんでした。
昼食を吊り橋近くの蕎麦屋さんで食べようと思っていましたが、週末で結構混んでいたのと既に午後1時を回っていて5時間後には夕食が控えていることもあり、途中でどこかに寄れそうなお店があれば寄ってもいいし、そのままホテルに向かってもいいよね、というコンセンサスを得てひとまずホテルを目指すことに。この辺の意思疎通というか希望要望を集約しておく必要があるのがマスツーのやっかいなところだったりします。ソロツーだったら一刻も早く温泉浸かりたいから昼はいらーん!と走っていけばいいわけですから。
結局、昼食を取ることもなくチェックイン開始の午後3時過ぎにはホテルに到着。荷物を置いて浴衣に着替えればあとは極上の温泉&リラックスタイムです。
要するにあとは飲むだけ(笑)。到着直後の1本と湯上りの1本で夕食に向けて整えます。「店であんまり飲ませないようにするために先に飲ませたんとちゃうの?」なんて声もありましたが、缶ビール2本程度ならむしろウォーミングアップにしかなりません。もっとも、昼食を食べない空きっ腹状態な上にしっかり温泉で温まって汗かいたところに飲んだわけですからアルコールの回りが良かったのは事実です、はい。
夕食の宴の会場は毎年恒例の館内にある海つばめさん。ホテルとは別に予約しておく必要がありますが、6月末に下見に来た際に手配済みなのでぬかりなし。午後9時までは満席になっていたので予約はマストです。
今回は予約の際に、「クジラの刺身を多めにお願いします」と伝えておいたので、色んな部位を出してくれました。普通の居酒屋さんでは絶対に味わえない料理でホントに美味かったです。魚でもないし獣でもないし、日本酒との相性がバッチリなお味でした。もっと気軽にクジラ肉が味わえるようになるといいんですけどね。クジラ肉の缶詰なら愛知県でも売ってるには売ってるんですけど。
これ以外にも地魚含めた刺身の13種盛りとか色々な料理がてんこ盛りでお酒が進んでしょうがなかったです。例年食べきれないほどの量でしたが、昼食を食べていない分、今年はしっかり味わうことができました。昼食べてたら間違いなく完食できなかったことでしょう。
6月末に1人で来た時はあまり品数を頼むことができなかったため、大人数で来てこういう料理を楽しんでしまうと、「来年もまたツーリング計画してね」と期待されれば、やったるわーい!と引き受けてしまいたくなるからこそ、10年以上このホテルに来てるんだなと思います。
翌日は、ホテルから少し南下した橋杭岩の前に戦隊モノよろしくバイクを並べてパシャリ。こういう記念写真はなかなか撮ることがないので、撮影スポットを熟知している先輩には感謝です。先達はあらまほしき事なり。
今回の和歌山ツーリングに初参加の人もいたので、せっかくだからと本州最南端の潮岬も回ってきました。11月にしては随分と暖かい天気だったので良いツーリング日和でした。
昼食を太地町の道の駅で食べたところで今回の旅路は終了です。ちなみにこれはイルカ肉のすき焼き。イルカ肉はショウガで臭み抜きしてあり、独特のお味でした。これもまた食文化の一つ、なのであります。
帰路は高速道路に乗りましたが、途中でわずかに雨に降られたものの無事に全員帰ることができ、幹事のお役目もこれにて一件落着。