アフリカツインで今年ようやくのキャンプ始め

なかなか都合がつかず、都合がついたら天気に恵まれずで今年に入って全くキャンプをやれていなかったところ、ようやく行くことができました。今回も去年キャンプ納めをした場所と同じ、奥飛騨温泉郷オートキャンプ場です。もともとは「キャンプツーリングをしてみたい!」と一通り道具を揃えた人をキャンプデビューさせようと、非常に環境が整っているこの場所を選びましたが、肝心のその人は予定を忘れていて別口のツーリングにダブルブッキングしたために不参加という酷い状況となり、同じキャンプ場でソロキャンプをする結果となりました。キャンセルして別の場所に変えることもできたんですけど、予約したのをそんな理由でキャンセルするのも申し訳ないですし、前回とは逆の夏の雰囲気を味わっておくのもよかろうということでの2連チャンです。

そしてアフリカツインもキャンプデビューです。パニアケースにトップケース、シートバッグなどなどフル装備。合計したら60キロ近くはあるんじゃないかと思います。流石に後ろにこれだけ積むと低速走行時にはハンドルが少しふらつくので赤信号等で停止する時には物凄く気を遣いました。かつて高速道路を走行中にウォブル現象に見舞われて転倒&大怪我をしたことがあるだけにハンドルのふらつきにはどうしても恐怖感を抱かずにはいられませんが、あくまでも停止直前の速度になるとふらつきを感じるだけで、通常の走行時には全く安定していたので慣れの問題なのでしょう、多分。

通常は午後1時からチェックインできますが、この日はほぼ予約でスペースが埋まっていたせいか、30分ほど早く着いても入場することができてラッキーでした。

去年の11月に来た時は木々も芝生も茶色でしたが今回は青々していますし、川の水の流れも涼しげで実に気持ちのいい雰囲気です。気温は27度くらい、ほどよく曇っていて直射日光もなく、湿度も低いので過ごしやすいです。夏のキャンプというと、もっと「うわ、あっつー!」みたいな感じだと思ってましたが標高が高いところであれば全然オッケーですね。

日差しに備えて久々のタープ張りです。今回は小川張りに挑戦・・・したのはいいものの若干張り方を忘れていたのかポールを立てる場所を調整するのに手間取りましたがなんとかなりました。ただ、風が強い日だとこの張り方は厳しいかもしれません。テントの出入り口と連結できるというのはやはり使い勝手がいいです。

内側に入ると解放感を維持しつつ、目隠しされるプライベート感があるのがタープのいいところでしょう。タープポール用のロープが短く、ポールの長さを活かしきることができなかったので次回までの課題。

拠点の設置が済んだらお次は買い出し。キャンプ場から1キロほどの近場に酒屋もスーパーもあるので便利です。なんちゅー名前やねんというこの酒屋さんでは地ビール、地酒にワインなどなどあらゆるお酒が揃ってました。家から缶チューハイ2本を持ってきてあったので地ビール3本とプレモル3本に抑えておきましたが、少し寒くなった季節に地酒を熱燗にして、焚き火でイカのホイル焼きでもしたらさぞかし楽しいと思うので、次の秋キャンプのタイミングでやりたいものです。ス

冷えた缶チューハイを飲みつつ夕食の準備。ややかさばりますが蓋つきの真空マグジョッキは夏の必須アイテムで冷えたチューハイを大いに堪能できます。缶のままだと「ぬるくなってしまう前に飲んでまえー!」とペースが速くなるので、程よいペースで飲むためにも欠かせません。

夕食のメインディッシュは飛騨牛のステーキと、岐阜と言えばやっぱりこれでしょうの鶏ちゃん焼き。後ほど気付きましたが、鶏ちゃん焼き用の野菜を買うのを忘れてました。ステーキ肉に切れ目を入れ、スパイスを両面に振りかけたところであらかじめガンガンに熱しておいた鉄板の上で一気にジュー!と載せたところで鉄板に油を引いていなかったことが発覚してひっくり返すのに少々難儀しました。鉄板にスパイスが飛び散っているのは焼けて張り付いた肉を引っぺがす際の反動の賜物です。

両面をほどよく焼いたところで鉄板から下ろし、しばらくアルミホイルに包んで寝かせておけばステーキの完成です。完全に霊感ヤマ勘第六感のテキトーな焼き加減でしたが、切ってみればいい具合のミディアムレア状態で、お肉は柔らかいし噛めば肉汁があふれ出すというまさにお口が幸せ状態、ビールが進んだのは言うまでもありません。200グラムあれば十分かなと思ってましたが、このクオリティなら倍あっても軽くいけそうなほどの超絶クオリティでした。

スパイスだらけになった鉄板を一度洗ってキレイにしたところでお次は鶏ちゃん焼き。既に味付けされた状態で販売されているのであとは焼くだけの簡単仕様です。野菜を入れたらもっと美味しかったんでしょうけど、別に炊いておいたご飯の上に載せて美味しくいただきました。

と肉を焼きながら飲みながらしているといつの間にか日は沈みつつあり、空はキレイな夕焼けに。雲が多くて残念ながら星空を拝むことはできませんでした。

日が落ち切った後の自サイトの光景、なんですけど、お酒が回って気持ち良すぎたせいか、この写真を撮った時の記憶はあんまり残っていません。翌朝にこの写真を見て、そういえばなんか折り畳みの三脚を引っ張り出して撮影してたっけ、と朧気ながらに思い出したくらい。それでもちゃんと周りを片付けてコットをテントの中にしまって寝袋出して寝ていたので、記憶に残っていなくてもその時分にはしっかり意識があって理性的な行動をしていたはず・・・と信じたいです。

初めて使った時は長い薪が置けずに焚き火にはあまり向いていないと思ったキャプテンスタッグのB5版スマートグリルですが、パーツをうまく使ってやれば薪を安定して置くことができたので、コンパクトに手軽に焚き火できるアイテムとして役立ってくれそうです。