今年のツーリングキャンプ納め@渚園

12月の頭に浜名湖は渚園キャンプ場で今年のツーリングキャンプ納めしてきました。12月ならほどよく寒くて焚き火を楽しむのにちょうどいいかなと思っていたら殊の外暖かかったです。キャンプ日和なのは間違いなかったんですけど、もう少し肌寒さ感があっても良かったなというある意味贅沢な感想。

本当に快晴で気持ちのいい天気でした。浜名湖の湖岸に下りる階段があったので行ってみたら波が押し寄せている海岸のような感じ。海とは違って波打ち際の寄せる音がしないのが不思議なところです。
湖岸のキャンプ場は初めてで、特に浜名湖は遠州のからっ風が強いよ、なんてことを聞いていたのである程度覚悟していましたが、風に翻弄されてテント張りに苦労させられることもなくアッサリ。

管理棟に薪を買いに行ったらゆるキャン推しが凄かったです。グッズも盛りだくさん。今回はしっかり食材を用意してあったので買いませんでしたが、キャンプに必要な消耗品のほか、バーベキュー用の食材にお酒も揃っているのが便利です。肉が足りなかったら買おうと思ったものの、案の定量が多すぎました。

肉と言えばビール、ということで650グラムの肉を焼きつつ飲みが捗ります。焼肉のたれも用意してありましたが、ほりにしのスパイスだけで味付きは十分でした。スパイスを振っていたら時折透明の玉が混じるので何かと思ったものの気にせず食べてましたが、後日、固まったスパイスをほぐすために竹串で突いた際にシリカゲルの袋が破れていたことが判明しました。シリカゲルの粒を食べたところで何の影響もなかったので良かったものの、流石にシリカゲルが入り混じった残りのスパイスは廃棄せざるを得ませんでした。次に購入した際はスパイスが固まらないよう保存方法に気を遣います。

昼に焼肉したところで夜は坦々鍋。寒くなることを想定して選んだんですけどね。野菜も家で予め切っておいて準備万端ではありましたが、焼肉食い過ぎてコレ全部食えるんだろうか?と思うほどの量でした。薄切り肉200グラムとミンチ150グラムで、これ位なら大丈夫かなぁと思ったんですけど、焼肉と合わせれば1キロになるのでムリってもんです。

焚き火をしつつ煮込みつつ。次に坦々鍋する時はもっと唐辛子を投入してとびっきり辛くしようと思います。四川の坦々麺とまではいきませんが、もう少しパンチが欲しい。そしてもう少し空腹な状態で鍋を味わうようにします。焼肉と違って野菜たっぷりで美味しいには美味しいですが、空腹は最上のソースという言葉はやはり真実です。

飲んで食べて焚き火を堪能して、今回のキャンプは無事におしまい!・・・ではなく、夜中にエライことが起きました。

真夜中に空襲さながらの大音量の警報音がキャンプ場に鳴り響き、スマホの緊急アラートが鳴って「何事?!」と飛び起きて確認すると津波注意報でした。時は午前0時前、テントから出てみるとやはり全員驚いて周囲を見回している状態でした。情報を確認してみると最大で10センチ位の津波となる可能性があるということでしたが、昼間に湖岸に下りた階段の高さからすればテントが水没することはあるまいと判断し、そのままテントに戻りました。テントから離れて管理棟方向に移動する人もちらほらいたので何が正解だったのかは分かりません。ちなみに注意報は翌朝にチェックアウトする段階でも解除されていませんでした。用心して避難するのが最適解なんでしょうけど、じゃあ注意報が解除されるまで避難先で待機し続けたいかと言われればノーなので難しいところです。津波警報であれば少なくとも数時間は高台に避難しなければなりませんが。

そんなこんなの夜が明けたところで、キャンプの恒例の朝ご飯であるホットサンドを満喫したところで今年のキャンプ納めは無事終了となりました。

なお、渚園キャンプ場は、消し炭以外全てゴミは持ち帰りなので事前のゴミ袋持参が必須です。利用料金が安い分、その辺はちゃんとルールに従わなくてはなりません。バイクのツーリングだと持ち帰るゴミを見越して荷物を積む必要があるので事前のチェックが大事です。

キャンプ始めはどこにするのかまだ決めていませんが、少し肌寒いところで熱々の辛い鍋を堪能できるような時期と場所がいいなと備忘録代わりにここに記しておきます。