プリンターのインクリボンを買いに行きがてら、「ハウルの動く城」のチケットを買いに行く。午後8時以降の上映であればどの映画でも1000円というのは非常にありがたい。
時間となって映画館に赴くと日曜日の夜だというのに客の入りは相当のもの、普段は席の両隣には人が座らないような座席指定が組まれているけれど、今日のところは左右ギッチリ。内容もまるで知らないし見当もつかない。一体どういう映画なのかと楽しみにしていた作品ゆえに期待は高まる。何かと前評判の悪かった木村拓也のキャスティングについては全く違和感を感じることのないもので、あっという間に話に引き込まれることとなり・・・観終わる頃には!ということで感想は例によっての伏字モード。
えー、相当分かりにくいというか観終わった後すっきりしないというか消化不良感が否めないという内容で、観ているうちに次第次第に頭の中に?マークが増えていったままそれが解消されることなく終わってしまった。
・戦争をしていた背景が分からない
・ハウルが悪魔と契約した理由が分からない
・ハウルとサリマンとの関係が分からない
・ハウルと荒地の魔女との関係がはっきりしない
・荒地の魔女が王宮を追われた理由が分からない
・戦争の背景が分からず、ラストのサリマンの真意が掴めない
などなど?の原因を挙げてみるとザクザク出てくる。どーにもこればかりは原作を読んでみないことにはなんとも言えない。釈然としないものが残ってしまい、帰りの道中車の中で「分からん、分からーん」としきりに首を傾けてしまう、そんな内容だった。
とはいえ面白くないかというと、これがハラハラと楽しめてしまうだけに一層惜しいと感じられてしょうがない。
兎にも角にも一度原作をしっかりと読んでおくべき作品ではある。