嬉しくて そして哀しき エンディング

先日より進めていた「ツヴァイ2」がとうとうエンディングを迎えました。イロイロダンジョン探索を極め尽くしたばかりに、プレイ時間は50時間を越えました。それだけじっくりと堪能したい作品だったんでしょうね。
もちろんエンディングはしみじみと爽やかで気持ちのよい余韻にひたれるものでした。その点は非常に嬉しく思えるんですけど、と同時にもうこれ以上その世界の中で冒険を続けることはないのだと思うと実に哀しいんです、これが。深くその作品に入り込んだ証、です。

ポポロの時もそうでした。「ピエトロの旅立ち」を聴きながら感じた寂寥感、「ポポロ2」のあとの数日間魂の抜けたような状態などなど世界にのめり込んだ分の反動がしっかりと返ってきます。この感覚だけは今後も慣れることはなさそうです。
でも、「あー終わった、面白かった」とあっさり思うのではなく、こうした寂しさを感じさせてくれるだけの作品に出会えるというのは本当にありがたいことだと思います。そしてその寂しさを紛らわせるために、冒険を振り返るためにサントラがあるんですよね。だからそうした作品との出会いのたびに、iPodの中にはゲームのサントラが増えていくというわけでして(笑

それはさておき、やっぱり最後のボスバトルの音楽は格別でした。物語とテンションがピークに達し、一瞬静かになってから曲が流れ出した時には、姿勢を正し、コントローラーを握る手に力を込め、全身に鳥肌が立ってました。その状態で最終決戦に挑むわけですからまさにアクションRPGの醍醐味がここにあります。