静岡 御殿場 2日目

御殿場2日目。さすがに山に近いだけあって朝方の空気の冷え込みは相当なもの、風が吹いていなくても冷たい空気がしんしんと肌に染み入るような感じだ。残念ながら今日も曇りがちな空で富士山のふの字も見ること叶わず。
昨日のリベンジを果たさんがために、てんを再びアランとテトの待つ親戚方に預け、開店時間である10時には御殿場プレミアムアウトレットへと到着をする。早速くだんの寿司屋に向かってみると、早くも5~6人が並んでいた。他のテナントは10時開店であるものの、飲食店は11時かららしい。全員がそのまま並んでいるのももったいないので、並ぶ役を決めて後は時間まで各自好きなようにあちこちを見て回ることに。うろつき回った挙句にようやくお目当てのものを1つ発見する。以前店頭でよく見かけた記憶があったにも関わらず、最近買おうと思ってお店を見て回ってもまるで見つけられずに探していたものがあった。それが本日の掘り出し物となる「赤ジーンズ」。

だいたい赤色そのもののパンツ自体がないし、あったとしても綿パンツでしかない。どーしてもジーンズ生地の赤、これが欲しかった。レトロな雰囲気を醸し出すのに大きく威力を発揮してくれるのだ。札を見ると「廃番品」と書かれている。まぁ原色ジーンズがはやったのは結構前だし一般的な色とは言えないからこそ廃番になってしまったのだろう。でもおかげで定価の3分の1という破格値で手に入れることができたのだから非常にありがたい。ちょうど昼食が終わる頃には裾直しが終わるということなので、お願いしてお店を後にする。
そして次は無印良品のお店でクローゼット内でセーター類を収納するのに重宝しそうなラックが展示されているのを見つける。以前ホームセンターで買おうかどうしようか迷ったものの2000円以上するので見合わせていたものが、ここではなんと500円。しかも展示品ということでそこからさらに割り引いてくれるというのだからありがたいことこの上ない。他にはこれというものが見つからなかったけれどもお値打ちに欲しいものが手に入るというのはやはりこうしたアウトレットモールの魅力であるに違いない。
「なに買うたん?」との問いに赤ジーンズを見せても誰もその色に賛同の意を示さず・・・ま、こういうものは趣味の要素が強いから気にするまい。

時間の頃合もよく、お店の前に戻ってみるともはや昨日同様列が50人近くに膨れ上がっていた。こりゃあ早くから並んでいて正解だった。一体これほどまでの人が並ぶお店の味とはいかほどのものなのか、期待に胸ときめかせつつ店内に入る。目の前に回ってきた皿を口にしてみると・・・う、うまい!なんという新鮮さ、なんという脂のノリ!焼津漁港から直行の冷凍モノは一切なし、それでいて値段も普通のお店と変わらないというのだから、なんと素晴らしいことか!あれだけ並んで待つ人がいるというのはおおいに納得ができる。このお店、愛知県にもぜひとも欲しいなぁ。満足、満足、大満足!
時は早くも午後1時、遅くとも午後2時頃には御殿場を出発しなければならない。アウトレットモールを離れ、てんを引き取り、丁重に厚くお礼申し上げまたの再会を期したところで、兄夫婦宅を後にする。後はもう自宅までの一直線、またナビに活躍してもらうこととしよう。

幸い帰り道も大きな渋滞にはまることもなく4時間ほどで家に到着、やはり我が家が一番に落ち着ける。運転疲れでそのままバタンキュー・・・のつもりが久し振りに返してもらった「スペースチャンネル5」を軽く始めたところ、すっかりのめり込んでしまってエンディングまでまっしぐら。このところこういういい意味でのおバカなソフトを手にしていなかったので実に楽しい。「蚊」とか「正義の味方」のようなコアな購買意欲をそそってくれるようなソフト、また出てくれないかしらん?