静岡 御殿場 1日目

御殿場に住む兄夫婦宅の家に遊びに行くべく予定通り早朝に自宅を出発する。今回はナビ付の車のため道に迷うことはないはず・・・と思っていたら本当に何のトラブルも起きることなく一直線に到着する。文明の利器の力は本当にありがたいけれどもこれはこれで面白味がない。カーナビも何十分の1の確率で間違った道を示してくれたりしたら面白いかも。車中では愛犬てんがしばらく落ち着かない様子ではあったけれどもそのうちに疲れたのか毛布の上に丸くなってぐーぐーと高いびきをかいていた。

そんなわけで4時間位走ったところで到着、残念ながら名物の富士山の姿は天候が悪く見ることができず。特に見に行きたい名所旧跡があるわけではないので、前々から一度御殿場に来ることがあれば一緒に行ってみようと誘われていた御殿場アウトレットモールに向かうこととした。最初てんを部屋に残していったところいつまでたっても怒りと悲しみのこもった声で泣き続けて収拾がつかないので、兄嫁のお姉さん宅に遊びに行っている間、面倒を見てもらう。そこにはネコも犬もいるから遊び相手には困らないらしい。

さてさてアウトレットモールに到着してみるとまだ午前中というのに大賑わい。この中にある回転寿司屋が絶品、ということなので行ってみたら50人位が列を作って既に並んでいた。この分では2時間は待たないと入られそうにないので今日のところはあきらめ、明日リターンマッチを挑むことにした。
軽く昼食を済ませ、早速あちこちのお店を歩き見て回る。なるほどここには確かにありとあらゆるお店が並んでいて、物にもよるけれども半額近くで売られているものがたくさんある。この値段で気に入るものがあるといいなぁと期待に胸膨らませて回ってはみるものの・・・ツボに入るようなアイテムは見つからず。たまにいいなと思うものがあっても、元の値段が尋常ではないので半額になったところで簡単に手が出せるものではない。
あれこれ回っていると、偶然というのは恐ろしく、同じ職場の同僚にバッタリと遭遇する。御殿場のこの場所で、この人ごみの中で出くわすとは本当に驚きだ。うかつに旅の道中だからと羽目を外そうものなら、どこでどのような目があるやもしれず、クワバラクワバラ。
今日のところは店の多さに圧倒された部分もあるので、また明日来てピンポイントに店を回ることにしよう、うん。

帰り際にてんを引き取りにいくと友達と遊んでもらっていたらしい。

ゴールデンレトリバーのアラン君、11歳


種類不明年齢不詳のネコのテト君


でもって飼い主なのか下僕扱いされているのか定かでない自分

たまには違う場所で新しい仲間に会うというのもてんにとっては新鮮なことであるに違いない。もっともてんがまだ小さい時に来たことのある場所のようなので、果たしてそれを覚えているかどうかは定かではない。機嫌は・・・置いて行かれたことに若干不満を抱いている気がしなくもない。しかしお客さんということで焼き芋やら色々食べさせてもらったようなので、よしとしておこう。

ほどなく夜となり、銭湯とお店が一体となっている施設に向かう。ここでは浴衣を借りて風呂に入り、そのまま食事もできるようになっているらしい。風呂に入ってから食事をする、食事の後にも風呂に入る、そんな楽しみ方ができるそうな。長運転の疲れを癒すべくサウナと風呂で体をしっかりと温める。紅茶風呂なるものまであるので入ってみたら、確かに紅茶の香りでリラックスできる心地よいものであった。
体が温まったことで胃腸の調子が活発となったところで晩ごはん。大好物のとろろご飯、ということで調子に乗って丼4杯しっかり食べたところさすがにお腹がはちきれそうになる。ずるずるとのどを通る分しっかりと噛んでいないから余計にタチが悪い。さすがに風呂に入る気がおきなかったので、マッサージチェアで全身を揉み揉みされながらその心地よさにそのまま1時間ほどうたた寝をする。この気持ちよさ。我が家にもぜひマッサージチェアが欲しいところだ。この1時間で随分とお腹もこなれ気分も良くなる。今日の晩はそのまま兄夫婦宅にて宿泊、42インチのプラズマテレビで映画を観させてもらいたいところだったけど、一刻も早く布団の中で寝たかったので、またの機会に。しかしお店の売り場ではそれほど大きく感じられない42インチでも実際に部屋の中に置かれているのをみると非常に迫力がある。これはうらやましいところ。

寝る前にテレビをつけてニュースを見ると何やら様子がおかしい。見続けているうちにようやく新潟で大型地震が起きたことを初めて知る。台風に地震、自然の振る舞いはあまりにも突然だ・・・。