断絶するネットワーク

「2000年問題って略して何て言うんだっけ?」
いきなりの問いかけに、何かこうのど元まで出掛かっているのに出てこないもどかしさに悶絶する。物忘れとは、記憶そのものがなくなるのではなく記憶が格納されている場所へのネットワークが断絶することによって起きると言う。ならば相当自分の脳内ネットワークは分断されまくっているに違いない。
2000年問題の時はマスコミもさも深刻な事態が起きるかのように報道し、中には軍事コンピューターが狂って暴走し戦争が起きる、これこそがノストラダムスの予言に書かれている恐怖の大王アンドルモアのことだ、なんて説もあった。フタを開けてみたらあの大騒ぎは一体全体何だったのだろう?どその当時みんなして首を傾けたものだった。おぉ、当時の記憶が蘇ってきた!ほーら、もう少しもう少し。しかし靴の上からかゆい足を掻くが如くにもどかしくも思い出せない。ええい、「いっそのこと『にせもん』とでもしとけー!」「なんでやねーん!」とおバカなことを口にした瞬間ようやく断絶していたネットワークが復旧を果たした。「Y2K!」あー、すっきりしたなぁ、もう。

3日前の晩ご飯は?と問われてぱっと答えが出てこない今日この頃、これは非常にまずいなぁ、本当にまずい。よい解消方法はあるものなのかしらん?