今日はターミネーター3の先行上映日。T3の製作が決まった時から楽しみな反面不安を感じずにはいられなかった。1&2の監督であるジェームズ・キャメロンが断った作品をなぜ作る必要があるのか、T2のラストを上回るだけの作品が本当にできるのか、前作がヒットしたから欲を出してもう1回、というようなものではないか、などなど。しかし余分な先入観は全て取り外して映画を楽しまなくちゃいけない。劇場に入るとやはり話題作だけあってか非常に客の入りが多い。今回は特に予告編で目を惹くような作品はなし。ということで映画を観終わって感じたことを少々。
ワクワクしながら映画館の席に座ってから2時間後・・・呆然としている自分がそこにいた。その心情を表現するなら松田優作と星一徹のコラボレーション。「なんじゃこりゃあぁぁぁ!」と叫びながらちゃぶ台をひっくり返したいような気分。話に深みはないしおかしなギャグが所々に入るし、T-Xに○○を○○されたT-101(シュワルツェネッガー)の挙動は説明もなく意味不明だし、結局のところ続編を作ることの必要性が何にも見出せなかった。ジョーズとロボコップ2以降を足して割るとちょうどこんな感じになるのかも。
端的に伏字にしなくていい感想を述べると、もう泣けて泣けて仕方のない作品だった・・・別の意味で。ロードショウが始まった時にどのような評判が出るのかを楽しみにしていよう。