帰宅すると、親から「なんかホームページの件で、なんたらって会社から確認したいことがありますって電話かかってきてたよ」と告げられる。ん?一体どこからの電話でどういう用件なんだろ?もちろんパソコン音痴な親だけにどんな話なのかは確認しなかったらしい。まぁ夜にもう一度電話があるというのだからかかってくるのを待つしかあるまい。今日は映画館のメンズデーだから行きたかったところだけれど仕方がない。どうにも体の疲れも残っていることだし。
そして午後8時過ぎにようやく電話が鳴る。探偵局を置いているレンタルサーバー会社からの電話だ。
「お客様はpopolo-crois.comのドメインでホームページを運営されていますよね?」
「はい」
「そのURLで○○××というディレクトリがあるんですけどお分かりですか?」
ん?そんなディレクトリをアップロードした覚えはないぞ。ひとまずどんなページなのか確認するべく言われるがままにURLを打ち込んでみる。そして表示される画面を見て唖然・・・なに、このイギリスの銀行のサイトのような画面は?いつの間に探偵局のサーバーンなかにこんなものが?!とにかく訳が分からない。
向こうの担当者が言うには自分のパソコンが不正にアクセスされている可能性が高いそうな。しかし・・・外部から不正なアクセスがあればルーターから警告メールで分かるようになっているし、ちゃんとファイヤーウォールも設定しているからそうそう簡単に侵入されるはずがないと思うんだけどなぁ。それに探偵局のURLの中に新しいディレクトリが設置されたとして、それをわざわざ電話で確認してくるというのも不可解。もしかするとレンタルサーバー全体が外部から不正にアクセスされてそんなことになったんじゃあないかしらん?
とりあえず措置としてはパスワードの変更と見覚えのないディレクトリの削除ということだったので、すぐに実行しておく。よくよく確認してみると見覚えのないディレクトリがもう1つ見つかった。
今のところ実害はないけれど、どうにも不可解な現象ではある。