1日の 明暗分ける おひるごはん

おひるごはん。これは至福のひと時ゆえに、いいものに遭遇すれば幸福度が上がるし、がっかりなものに遭遇するとテンションが下がってしまう。だからお店選びは慎重になる。手堅いところで定番のお店に入るか、それとも新たな喜びを求めて行ったことのないお店に飛び込んでみるか、まさに運命の分かれ道。こんな重要な選択を「よし、今日は任せる!」と言われると責任重大。自分の好み、相手の好み、この微妙な心理戦が実に難しい。ジャブを繰り出しつつ相手が求めるものを探り出すもよし、いきなりストレートをぶちかますが如くに「このお店!」と独断と偏見で決めるのもまたよし。

ということで本日のお店の選択権を与えられたところでまようことなくターゲットを選択する。今週のビックリドッキリメカ発進!ということで、四川料理は「青蓮」を目指す。先週タンタン麺を食べたばかりだけど、そういうことは気にしちゃイケナイ。ここのお店はムチャクチャ辛くはないけれど適度に辛くでもってウマイという万人向けのお店だ。幸いお昼を過ぎて間もないので待つことなく座ることができた。タイミングを誤ると少々待たなくてはいけないところが玉にキズ。いつもはここでもタンタン麺だけれど、今日のところは前から気になっていら麻婆豆腐をチョイス。相方も同じ。「ご飯は大盛りで!」これまた相方も同じ。

待つことしばし、スープとてんこ盛りご飯と漬物が先に運ばれてくる。メインの麻婆豆腐も間もなくだろうと先に漬物とご飯に手をつけつつ待つことにすると・・・うぉ!この漬物の旨さはなんだ?!絶妙な味付けで憎らしいほどに白いご飯によく合う。「もうこの漬物だけでこのご飯たべられちゃいますよ」少しずつ味わいながら麻婆豆腐の登場を待っている間に本当にてんこ盛りご飯を食べつくしてしまう。しかし!このお店はおかわり自由なので、ようやくに運ばれてきた麻婆豆腐とともに2人揃っておかわり。そして運ばれてくるのは先ほどとさして変わりのないてんこ盛り。

さぁ、その麻婆豆腐の味はいかに?!出来立てのアツアツ感と香ばしさ、そしてほどよい辛さと旨みのハーモニーがたまらない!最初は麻婆豆腐をレンゲですくい、ご飯は箸に持ち替えて食べていたけれど、もどかしくなってしまい、レンゲに統一しての一気食い。
ぜひともこの麻婆豆腐をご飯にかけて食べたい!そんな欲求を抑えつつ味わっていると、同じ欲求を抱えていたのか正面の相方がおもむろにご飯茶碗を麻婆豆腐の皿の上に掲げて中のご飯を落とし込んだ!なんと!お店でその食べ方をやりますかー?!こっちも便乗して同じくザップリ。あぁ・・・なんでご飯とおかずをまぜるとこんなに旨さが倍増してしまうのだろう。これこそ至福!まさに恍惚!
胃も心もすっかり満腹となってお店を後にする。「うーん、うまかった!」お店を選んだ側にとってはその一言が何よりも嬉しい。

エネルギーチャージが済んだところで仕事にゴーゴー!
ということで昼食を食べるだけでかくも長き日記になってしまったのは、それだけ心揺さぶられる内容であったことの裏返し。もちろん、仕事も真剣にやっているのは言うまでもない。いや、ホントに。