夜中に時折目を覚ますと、何やらクローゼットの戸板越しにしきりに鼻をすする音やせき、くしゃみをする声が聞こえてくる。おいおい頼むから風邪をひくような真似をしないでくれよー。8時半頃には全員起床、みんなぐっすり眠れたようで風邪をひいた様子もないので何より。いきなり部屋からどかどかと人間が降りてきたらビックリしてしまうだろう、ということでみんな降りていく前に、親に状況を話しておく。もっとも事前に知り合いが遊びに来るという話はしてあるし、玄関に靴がズラリと並んでいるのも分かっているのでさほど説明することはない。なんだったらトースト位の朝食の準備するけど?とまで気を遣ってもらったけれど、遊びのことで親に気を遣わせてしまっては申し訳がたたないので、ありがたく気持ちだけ頂戴しておく。話が終わったところで3人を下に呼んでまずはてんによる歓迎を受けてもらう。生てんを味わう機会はそんなにないんだからしっかりと味わってくれよー・・・ってなんでみんなそんなに及び腰に構うんだ?もっとこう腰をかがめてムツゴロウさんよろしく顔近づけてベロベロに舐めさせてやればいいのに。他所の犬でも自分ならそうする。まぁ鼻水スプラッシュをくらわせるのも気の毒なのでほどほどのところでてんを2階に上げる。「いつもあんなに鼻息荒いんですか?病気じゃないですか?」はっはっは、パグ犬とは年がら年中あのように鼻息荒くフガフガ言っておるのだよ。
出かける前におーとも持参のPS2用「メタルギア・ソリッド2」を立ち上げる。わざわざピエトロ王でお馴染みの大塚ボイスを聞かせんがために大阪から持ってきてくれたらしい。メタルギアならMSXの時代から知っているけど、PS版を見るのはこれが初めてだ。オープニングムービーはまさしく映画のような演出で非常にかっこいい。見せてもらったのはサルゲッチュミッションモード。大体メタルギアの世界にサルゲッチュを持ってくること自体とんでもないことだけれど、シリアスな雰囲気で真剣にそのミッションを説明している。これだけ真剣にふざけてよくもまぁファンが怒らなかったものだなぁと思うほどにばかばかしい。けどこういうことは中途半端にしてしまっちゃあ台無しなので、これを実行に移したスタッフに敬意を表したい。あの声でテンション高く「ゲッチュ、ゲッチュ、ゲッチュゥ!」と叫ばれてしまうと・・・異様だ。
リュナンさんとの待ち合わせもあるので、あまりのんびりとしているわけにもいかないので、荷物をまとめ終えたところで出発する。駅まで歩いて3キロ弱だから元気に歩くー。
金山に着いたところで途中紙袋が破けて崩壊寸前となっていた荷物をなんとかコインロッカーに詰め込み、リュナンさんと合流する。まずは大須を軽く見て回ったところでご飯だ。名古屋の大須と言うと電気街というイメージが強いけれども実際のところは決してそんなことはない。百聞は一見にしかず、その町並みを見てもらえれば東京の秋葉原、大阪の日本橋とは趣きを異にすることが分かるだろう。この辺の大須感はさすが同世代だけあってリュナンさんとはピッタリだ。
ゲーセンで久し振りのポップンに悪戦苦闘、人間技ではないおーとものポップンさばきに目を丸くし、ピエロンの頭文字Dの巧みなドライビングテクニックに感心し、ブロのタイピングゲームの指さばきに人間誰しも取り得が・・・と改めて人間の素晴らしさを再認識する。そんな様子をリュナンさんと2人で眺めながらしみじみ、「目が追いつかなくなったよねー」ま、こればっかりは仕方ない。
お昼ごはんはせっかくだからと名古屋名物のあんかけスパゲティ。といっても喫茶マウンテンではないので本当にアズキを原料とするあんこがかかっているわけではない。ミートソースとも違い味の説明は非常に難しく例えるものがない。とにかく食べてみるのが一番だ!ということで名古屋の評判を下げることなく気に入ってもらえたようで何より。
そして大須と言えばこの大判焼き、ということで大潮屋の大判焼きをオヤツに買いに行く。しかし今日は初詣客が非常に多く、いつもに輪をかけて行列ができていた。しかしここの大判焼きの皮のなんともいえない風味ともっちりした食感がたまらないので並ぶだけの価値はあるのだ。
お腹がふくれたところであっちこっちのお店を歩き回り、回りつくしたところで、パルコへと向かう。リュナンさんはここでお別れ、帰る際ににしぴいさんのところに寄るというのでよろしくのお願いをしておく。
パルコも1週間前のバーゲン開始時に比べると随分と人は少なくなったけどそれでも多いことに変わりはない。イロイロとお店を見て回ってどのようなお店があってどのような品揃えなのかを吟味してもらう。大阪文化と名古屋文化の違いがこういうところにももしかして現れてくるかも?!
そうこうしていると、ふと気になるものが見つかったので眺めているとすぐに店員さんがやってきた。とにかく試着してみましょうとの誘いに乗ってみたところ・・・いい。しかもバーゲンセールで元の半額ときたものだ。元の値段だと迷うところだけど、半額でこの素材感とデザインなら間違いなく掘り出し物だ。買う服を決定づける要因は価格にあらず、ブランドにあらず。
(素材感)×(デザイン)÷(価格)
この数値がどれくらいのものとなるのかそれが重要。とまぁ思わず好みのものが見つかって嬉しいところだ。ピエロン&おーともから「だいたいぱぐさんの好みの傾向が分かりました」と言われる。はっはっは、まぁそういうことなのじゃ。
あらかた見終わったところでいい時間となってきたので金山駅へと戻りミスドにて一息入れたところで、所用のため一足お先に帰途につく。まぁ今年も折をみて大阪に行くだろうからその時はまたよろしく頼む。その前に大きな行事があるのだからまずはそっちをちゃんと乗り切るよーに。ブロも目標を立てたのだから、名古屋オフも終わったことだし、真剣に頑張れ。
オフレポ兼日記にメール、探偵局のトップページ更新などこの2日で成すべきことが盛りだくさん。1つ1つ順番に片付けてゆこう。