名古屋市美術館で開催中の「視覚の魔術-だまし絵」展に行ってきました。内容的に面白そうな内容で、ゴールデンウィーク中なので多少の混雑はあるだろうと思っていましたが・・・甘かったです。券売窓口からして既に大行列となってました。
会場のアナウンスで、コンビにでも券を販売しているとのことだったので、5分ほど離れた店まで買いに行き、待たずに入ることはできたものの、当然中の混雑っぷりも相当なもの。以前のマグリット展の際には平日だったということもあってガラガラでしたが、今回はじっくり見るにはなかなか厳しい状況ではありました。それでも、すし詰めのギュウギュウ詰め、というほどでもなかったのが幸いでした。
それだけの混雑の中、職場の人と出くわしたので、偶然の一致というのは怖いものがあります(笑
古今東西のだまし絵は、エッシャーといった定番のものから、ダリやマグリットのシュール・レアリズムの作品、浮世絵などかなり幅広く取り揃えられているため、見ごたえがあって十二分に楽しむことができます。中でも圧巻だったのが、パトリック・ヒューズの作品で、
http://www.hcn.zaq.ne.jp/cadds902/index.html
こういう絵ですが、思わず口から「え?」という言葉を出さずにはいられないほどの衝撃を受けました。体を上下左右に動かすと、不思議なまでに絵のパースが変化します。錯覚とかそんなレベルではないほど、三半規管がおかしくなりそうなくらいに。タネがあるのは分かっていはいるものの、まったくもって分からず、それがいっそう不可思議さに拍車をかけてくれますが、周りにいる全員が全員同様の反応を示してました。最後にはタネは分かりましたが、それでも何度でもその絵の前で首を左右に動かしてしまいたくなるほどのインパクトでした。
兄夫婦にも楽しんでもらえたので何よりです。
美術館を出る頃には、ちょうどお腹もほどよい頃だったので、そのまま大須まで歩いて洋食屋さんの「キッチントーキョー」にてお昼ご飯。どのメニューを選ぼうかと悩ましいまでに悩ませてくれる、おいしいお店です。迷いに迷ったところで選んだのが「大正カツ」。
どの辺が大正なのかは分かりませんが、メニューには「大正浪漫薫る」と書かれてました。味はもうデミグラスソースよし!タルタルソースよし!の絶品な味で大満足です。名古屋で食べるならオススメなお店の一軒なのですよ。
精神的にも肉体的にもご満悦な1日となりました。明日は朝から仕事なので、気分を入れ替えなくちゃあいけません。