完全徹夜の36時間フル稼動なので、帰宅する頃にはもうヘロヘロです。とにかく寝ます、とことん寝ます。
・・・ということで昼寝して元気になったところで映画。ツタヤから「ショーンオブザデッド」と「トゥルーへの手紙」が到着しました。先に予約を入れておいた「エイリアンズ」はなかなか人気があるようで次回以降の届けになってしまったようです。もっとも別に予約を入れている「死霊の盆踊り」もお届け率が低いようで、こちらは人気があるというよりは貸し出し枚数がさほど多くないのが原因だと思われます。
ということで時間が遅いこともあって今日のところは時間の短い「トゥルーへの手紙」から。この映画は監督が愛犬のゴールデンレトリバーのトゥルーに宛てた手紙をベースに進んでいきます。映画の紹介内容からてっきり犬中心の物語かと思っていたら、映画というよりはドキュメンタリーに近い作品でした。9.11のテロに衝撃を受けた監督が、平和とは何かを問いかけるために、その切り口として愛犬への手紙が書かれたという作りとなっています。
なので犬の愛らしい映像がひたすら流れて心が和む、という内容ではなく、名犬ラッシーや名犬リンチンチン等のこれまでの犬の映画の映像を流用しつつ、ベトナム戦争の映像等をはさみつつ、エリザベス・テーラーの映像が流れたりと朗読が入ったりで、内容よりも「映像を観ながら平和について思いを馳せてみてください」といった感じでした。この点、一般的な犬が登場する映画を期待していると肩透かしをくらってしまうかもしれません。9.11テロに対する問いかけとして、「ユナイテッド93」のような切り口もあれば、こういう見せ方もあるのだな、ということで観ながら考えさせられました。
やはりこういう作品はゴールデンレトリバーだからこそ画面が引き締まって説得力があります。もしパグ犬など使おうものなら途端に訴求効果は激減してしまうこと間違いなし。なお、映像特典に犬の愛らしい姿を観ることが出来るので、本編とは別の楽しみがありました。