冬コミの 空しんしんと 雪が舞う

時折目を何度か覚ますことはあったものの、概してある程度睡眠はとれたようで、朝東京駅に到着する頃には結構スッキリとしていた。時は6時前、こんなに早く会場に向かっても致し方ないので、八重洲口にある東京温泉に入ってしばし体を温めることにした。前々からこの温泉の存在はしっていたものの入るのは今回が初めて、地下に入っていく辺りがなんとも胡散臭げではあったものの、中に入ってみると思ってた以上に広く、設備も充実している。風呂に入りサウナに入りして体を温めていると眠気も完全になくなってバス疲れもバッチリ回復。

マックでの朝食後、東京ビッグサイト行きの無料バス乗り場に向かうと、既に雨が降り始めているものの長蛇の列。一体最後尾はどこかしらん?と列を辿りに辿ってようやく並び始めたはいいものの、動く気配はなく、雨はシトシトとふり続けるばかり。さすがにこのまま並んでいるよりは他の交通機関を使って移動しようということになり、JR線にて向かうことにした。国際展示場駅で降りるとやはりここでも既に長蛇の列が出来ていた。駅前から出来ている行列はずーっと会場まで続いている。おまけに雨風ともに強くなる。しかし並んでいるより他はなく、牛の歩みよろしくのそのそ動いていると少ししたところで正面階段が見えてきた。「なーんだ、意外に早く着いたじゃん」と思いきや、列は全くそちらの方向には行く気配がなく別方向へと進んでいく。まぁこれだけの数だからある程度迂回するのも仕方ないか、と思っていたらどんどんと離れていくばかり。一体どこまで行くのだろう?と疑問に思いながら歩いているうちに、雨は次第にあられのような状態になり、いつしか雪交じりの雨に変わっていった。そして完全に雪に変わり、横殴りに吹き付ける風が容赦なく行列に襲い掛かる。もはやこうなると傘もあまり役に立たない。次第に衣服に雪が重なってゆき、体はますます冷えるばかり。なーんでこんな状態で並ばなくちゃいかんのだろう?と感じながらも並んでいるしか方法はない。夏に昼過ぎに来た時にはするっと入ることができたからまだ時間的に早かったのかもしれない。大回りに大回りしたところで、ようやく最終コーナーを曲がり最後の直線に差し掛かった。入り口までの距離は10馬身以上・・さすがにここまでくればもう別方向に曲がる心配はない。刻一刻と迫ってくる建物を前にして感無量。しかしここで燃え尽きてしまっては元も子もないので、会場内の暖かさにありがたみを感じつつ、あまりの人の多さに辟易しつつ、まずは太平楽のおさむさんのところに行ってご挨拶。挨拶がてらにブースに入って少々売り子さんなど手伝わせてもらう。こういう接客は非常に好きだ。半年ぶりの再会にあれこれ話をしていると、通路から「ぱぐさーん!」と呼ぶ声がする。ん?一体だれかしらん?と体を向けるとそこにはつぇきさんとノリスの姿が。おぉ、早速にポポロ仲間に出会おうとは!こちらも半年ぶりの再会に今日の入場の状況やらイロイロと話に花を咲かせる。そしてひとしきりしたところで、せっかく会場に来たのだからということで散策に出かけることになった。スタジオHのハセガワさんのところに寄り、ポポロのブースへと向かう。ここでも奈良オフ以来のAkitoさんや久し振りの顔にご挨拶。ここ何ヶ月かサイトの日記の更新が止まっていたためにその消息が危ぶまれていたリョウタさんがなぜがブース出展していようとは夢にも思わず。話を聞くとなにやら忙しい様子らしい。ここでいろいろ話していいるうちにたの・しんさんやネルも現れて大賑わい、さすがに通路で立ち止まって話し込んでいるのも迷惑な状況なので、あだしのさんのはからいで、スケブを書くのに忙しくしていたノリスも一緒に連れ立って昼食を食べに行くことになった。この時別行動をしていたブロに携帯で電話連絡しようとするも、さすが今日日本で一番電磁波が集中している場所だけあってまるで通じない。
食堂に行くとやはりここでも相応の順番待ち。うまい具合に席を確保して、食事しながらの懇話会と相成った。とはいえあまり長居してしまうとお店にも迷惑だし、まだ順番待ちで並んでいる人達にも申し訳ないので、ほどほどのところで惜しみながらに席を離れる。その後会場出てどこか落ち着けるに、との話もあったけれど、先約があったので今回は同行できず。今度は名古屋オフにてじっくり話をすることにいたしましょう。

そして無事にすべてが終了となったところで、打ち上げ会に一緒に参加し、お酒と料理を味わいながら賑やかな時間を楽しませてもらう。この席でもまぁイロイロなネタや面白い話があったけれど、これは本人の名誉の為にそっと胸のうちに秘めておくことにしよう。ただしこれだけは言う。「酔っていないと自分で言う人間ほど危なっかしいヤツはいない」
帰りの深夜高速バスの出発時間までまだ時間もあったので、同じく深夜高速バスで帰るイチコさん夫婦とおさむさんとの5人で喫茶店に入り、ここでもまた色んな話に花を咲かせる。ここでさすがに自称酔っていない人間のテンションが下がっていき、酔いから睡魔に転換しつつあったようだ。うーん、楽しい。こういう時間は実に面白い。お店が閉店するまでワイワイ楽しんだところでお開きとなりそれぞれ帰途への道をとることになった。また来年もお会いいたしましょう!深夜高速バス組も東京駅にてお別れ、いやはや一部お見苦しいモノをお見せしてしまいました。責任持って名古屋に連れて帰りますから・・・多分。
バスは15分ほど遅れがあったものの、雪の影響を受けることなく運行していて一安心。ちゃっちゃと体勢を整えてバスの中にてバタンキュー。