遂に来た 試験結果の 行く末は・・・

先月受けた職場の試験の結果が未だ発表されない。しかし次の試験の日程が18日と既に決まっていて残り1週間。それじゃ準備期間がなうやん。いくらなんでも今日中には発表出ないと大変だよねと朝からみんなと話をするものの午前中にその気配はない。昼を過ぎても4時を過ぎても兆候無し。本当に週明けに発表するつもりなのかしらん、と思っていたところ、何やら届けられたようで周りがザワザワし始めた。ついに結果が出たらしい。しかし一向に自分のところには連絡が回ってこない。これは・・・どうにもダメだったようだ。
とその矢先に「はい、該当者に連絡事項ー」と合格者名簿と次の試験についての必要事項が書かれた書類がポンと届けられるとともに「おめでとう!」の言葉が。かつがれているのかと思って名簿で名前を確認してみると、おぉ、ちゃんと載っているではないか!これで炎の6日間で気力体力を振り絞って完徹した甲斐があったというもの、嬉しい結果である。

もっともまだあくまで最終試験に進む権利を得ただけで、合格したわけではない。ボスキャラで言うところの第3形態に変身した段階と言えよう。ここで終わってしまっては今までの苦労が水の泡、ファイナルバトルに備えて、気を緩めることなく準備を進めなくてはなるまい。

ほっとしながら帰る道すがら、さだまさしの「親父の一番長い日」を聴きながらふと思う。既にこの人の曲を聴くようになってから20年以上になるけれど、当時はまだ小学生。当然に全ての歌の意味をよく分かって聴いたわけではない。この曲もそう。なんせ12分30秒という長い曲で、当時シングルリリースであったにも関わらず、LPレコードサイズにて発売されたといういわくつきの曲だったりもする。だから当時は「やたら長い曲」という印象しかなかったけれど、年を重ねてやっとこの歌の良さを感じるようになった。嫁ぐ妹を見送る父親の姿を兄の視点で語る歌だから、さすがに小学生ではその機微が分からないのは無理もない。
年を重ねることによって今まで気付くことができなかったイロイロなことに目が向き、深く感じられるようになれるのであれば、年を取るのは決して悪いことではない。

時の流れとともに気持ちが薄れるのではなく、ますます思い入れが強くなるようなものに出会うことができれば本当に素晴らしい。ポポロがまさにそう。間もなく年が増えることになるけれど、10年後でも20年後でもこの気持ちだけは忘れまい。