10年前の今日、初代プレイステーションが発売された。その日は土曜日で、予約したデパートに取りに行きがてら袋をぶら下げて休日出勤したことを今でも覚えている。本体と同時に購入したのはリッジレーサーとTAMA。特にリッジレーサーで遊んだ時の驚きは鮮明だった。
その当時、家庭用ゲーム機と言えば任天堂の牙城、ソニーが家庭用ゲーム機を発売すると発表した時も「電機メーカーが作るゲーム機だからいくら高性能をうたっても失敗する」と揶揄されていたものだけれど(補足:パナソニックが発売した3DOリアルという前例あり)、いざフタを開けてみたら、牙城を崩した上に新たに城を築き上げてしまったという番狂わせ、その勢いは次世代機プレイステーション2になっても衰えず。よもや10年後がこのようになろうとは当時誰が想像していただろう?
そして10年後の今、やはり任天堂が携帯ゲーム機市場で牙城を築いているところにPSPが参入することとなる。果たして10年前と同じことが携帯ゲーム機でも起こるのか、それともDSが守り抜くのか、答えは不明。これから10年後にはプレイステーション4やPSP2が発売されていても十二分におかしくはないけれど、10年一昔とはよく言ったもの、ぜひとも行き着く先を見てみたい。