バスの中では寝たような寝ていないような状態でまどろんでいるうちに東京に到着する。無事ズボンも靴も乾いてくれていたので一安心。
朝の6時だけあって結構肌寒い。こんなこともあろうかと袖のアタッチメントを取り付けて半袖から長袖に変更!暑くなってきたらまた外せばいいことだし、こういう服が1つあると結構重宝してくれる。
会場までぼーっと音楽を聴きながら待つ。ひたすら待つ。こういう待っている時間というのもワクワクできて非常に楽しい。
開場と同時にSCEブースに一目散、早くもPSPブースはマスコミの取材等で大盛況、天井からはPSPを模した大画面が設置され、PSPのソフトのデモ映像が次々に流されている。これをじーっと見ていればポポロの映像を見ることが出来るというわけだ。ただどういう順番になっているのか分からないのでただただひたすら待ち続けるしかない。他のソフトの映像を眺めつつ、携帯ゲーム機でここまでできるなんて凄いなぁと感心していると、きたきたきたきたきましたよー!待ちに待ったPSP版ポポロの映像がついに!ピエトロの旅立ちのBGMとともに流れる映像を見て全身の毛を逆立てる。あれはあの場面だ、ん?あの場面はどこだろう?おぉ!目新しい場面ではないか!戦闘ではそんなことができるというとですかー!などなど頭の中で目まぐるしくいろんなことを思っているうちに、ついにムービーのラスト、アニメーションムービー!描き下ろしになると話には聞いていたけれどもこれほどまでになっていようとは!こりゃあ他のムービーも非常に楽しみなところ♪目の前で叫ぶピエトロの声にポポロ2のあの場面が同時に呼び起こされて胸にぐっときてしまう。いやはやゲームショウに来た甲斐があり過ぎだなぁ。
残念ながら今回はSCEブースでは映像入りDVDの配布はなかったのでPSPの紹介パンフレットを受け取ってその場を後にする。
やはりPSP実機に触っておかなければなるまい。そして何に触るのかも既に決定している。PSPのデモ機コーナーで探したところお目当てはすぐに見つかった。
言うまでもなく「英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女」、これもパッケージを見ただけで感無量。「白き魔女」のファンならこのパッケージのイラストを見ればいかに制作者が元の作品を大事にしてくれているか十二分に分かるに違いない。思わず頭が下がってしまう。
早速機械を手にしてみると、すっぽりと手に馴染んで重さを感じさせない。液晶画面は大きくて見やすいし、明るさも色の発色もまるで問題ない。本当にプレステのコントローラーに画面が付いたようなそんな感じかも。残念ながら音を聞くことはできなかったもののハード的な能力は非常に高い。もちろん「白き魔女」の移植振りも全く心配のないものとなっていたので大満足!
もうこれで今回のゲームショウの目的はお終い。時計を見ると午前10時45分、入場してからまだ1時間も経っていない。しかしあれだけのポポロの映像を見せられたとあっちゃあ、一刻も早く戻ってレポートしなくては気が済まない。足早に開場を離れて一路自宅を目指す。
新幹線の席に落ち着いたところで会場でもらったPSPのパンフレットを取り出して読む。おぉ、「白き魔女」が見開きで紹介されているではないか!気もそぞろにポポロの記事を探す・・・記事を目にした途端そのまま凝固。「え?・・・シリーズ完結作・・・一体全体どういうこと?!」思いも寄らない一文に頭の中が真っ白になりながらその意味するところを模索する。ピエトロ物語としてのポポロを指すのか、ポポロ全体のことを指すのか、しかし「今回は」と前置きしているというのに「完結作」というのも日本語的におかしい。きっと何か微妙なニュアンスが含まれているに違いない、いやそうに決まっている!模索の迷路にはまり込みかねないので一時思考を遮断する。
早くも午後3時前には自宅に到着し、早速レポートの作成にとりかかる。こういう作業は非常に楽しくて仕方がない♪更新を終え、いろいろメールを送ったところでようやく一段落。しばらくはPSP版ポポロのことで楽しくなってくるぞー。