充実した休日

昨日の夜から今日の午前2時過ぎまでチャットに入り浸る。布団に入ってすぐに深い眠りに落ちて、外が明るくなってきたのに気付いて目を覚ましてみると午前8時、朝から太陽が燦々と輝いてバイクで外出するにはもってこいの天気で、早速いそいそと出かける支度を始める。行きたい所が多いので時間を上手に使わなくちゃいけない。やはり久々のバイク日和なのでメデューサをかぶっていくことに決めた。
11時に予約の美容院に着くまでに少し時間があまりそうだったので、大須のパソコンショップに寄って、25日から配布の始まった日本ファルコムの春カタログをもらう。
「すみませーん、ファルコムのカタログもらえます?」
「はい、いいですよ、どうぞ~」
いとも簡単に手に入れることができたので少し拍子抜け。かつてポポまりの限定ファンディスクが配布された時には、本来無料配布であるはずのものがソフトを買わないとくれないところがあったり、ソフトショップがそれを丸々オークションに流したり、なんていう残念なことがあった。やはりちゃんと欲しい人がスムーズに受け取ることができるような方法を採ってくれなくちゃファンは大変だ。
ホクホクと喜びつつ、そのまま美容院に。やっぱり1ヶ月に1回は髪を切るようにしておかないと髪にまとまりがなくなってしまうからこればっかりは仕方がない。ゴールデンウィークや辛いもの談義、四方山話をしているうちにきれいさっぱりに仕上がる。うん、やはりこれからの季節はこれくらいさっぱりしておくに限る。
「これからバイクに乗るんで仕上げは乾かすだけにしておいてくださいね。」
「え?バイク?バイクってやっぱり男のロマンですよね~」
はっはっは、よくぞそのセリフを言ってくれました。預けておいた荷物を受け取ろうとすると、メデューサをしげしげと眺めていた店員さんが、「これ・・・、なんですか?」と実に不思議そうな顔をしている。「いや、バイクのヘルメットに使ってるんです。」「へぇー、なんかどっかで見たことあるような・・・」、「これ、売ってるんですか?」更に別の店員さんからもツッコミが入る。「ちゃんとサングラスのメーカーが作ってるんですよ」と説明しつつもよほど奇妙なものに映るよう。「事故にだけは気をつけてくださいね」「こんなものかぶったまま救急車に運ばれたら絶対『この人何考えてるのかしらん?』って思われますもんね、あっはっは」と言い残して、好奇の眼差しを受けながら店を後にする。確かにまぁこんなものかぶってバイクに乗ってる人間はある意味奇人かもね。
次に5月4日に大阪に行くための切符の予約をしに名古屋駅へと向かう。金券ショップで近鉄アーバンライナーの回数券を買えば片道3100円で大阪に行けてしまうのだから非常にありがたい。ゴールデンウィーク期間中で大丈夫かなと心配しつつ窓口に行くとなんの問題もなくあっさりと座席指定をゲット。今日は非常に物事が順調に進んでくれる。

バイクのところに戻る道すがら、メロンパンの限定販売をしているDONQにさしかかる。ちょうど焼き上がりの時間だったらしい。お一人様400グラム限定と書いてあるからにはやはり限定いっぱい買わなくてはなるまい。限定モノに弱い自分。400グラムだからせいぜい2~3個位だろうとたかをくくっていると、お店のお姉さんが袋にせっせせっせとパンを詰めてくれる。そりゃあいくらなんでも詰めすぎでしょ、と思って秤を見ると・・・400グラムのメロンパンってこんなに量があったのね・・・。半ば途方に暮れるがまぁDONQのメロンパンならおいしいからよしとしておこう。値段はちょうど555円、場所が場所なら確変もの。そんなことはどうでもよろしい。
さて、ちょうど時間もお昼時、行くことに決めてから楽しみにしていたお店「四川」へとバイクを走らせる。多い時には週4回も行ってたお店なのにこのところずっとごぶさたして、体内の辛味成分がすっかり枯渇してしまったから久しぶりにタンタン麺を食べて辛味成分を充填しておかなくては!お店は混んではいるもののさほど待つこともなく料理が運ばれてくる。目にも鮮やかな真っ赤なスープが食欲をそそる。うーん、ウマイ!ココイチの10辛ですら満足できなかった辛味がここにはある!汗をかきながら堪能してスープを飲み干すと胃がしんしんと熱くなっているのがよく分かる。もう大満足。週に1回は来ることができるといいのになぁ。

食欲的にも精神的にも充足できたところで、お次はベイシティジャスコへと向かう。ここには非常にラブリーなパググッズを取り扱っているお店「マザーグースの森」があるのだ。店内に入ってエスカレーター目指して歩いていると妙なものが目に飛び込んでくる・・・UMA?なんかどこかで見たようなネタだなぁと思って案内をよく読んでみると、どうやら馬のマスクをかぶったコミカルダンスライブが開催されているらしい。馬マスクを所有する一員としてこんな面白い企画を見逃すわけにはいかない。ステージ前の座席にはまだ空きもあるし、次回ステージ予定の2時まで時間もあることだし、先にパググッズを買いにいくことにする。

お店に行ってみると、うーん、商品換えの時期なのかあまりおぉ!と驚くほどの品揃えではなかったが、それでも丸々としたパグ人形がゴロゴロ転がっているのを見つけて嬉しくなり、思わず2個ほど購入してしまう。レジで「プレゼント用ですか?」と聞かれて条件反射的に「はい、お願いします」と答えてしまったがやはりウソはいけない。今度来るときは正々堂々と「いえ、自分用です」と答えるようにしなくては。その後DVDのショップに寄って「ターナー&フーチ」を探すが残念ながら見つからなかった。も少し大きなお店に行かないとダメなのかも。
時計を見るとステージまであと30分だったのでそろそろ座席を確保しておくために早目に席に座っておくことにした。そんなに人も集まっていないからさほどの内容でもないのかなと思っていると開演時間直前には回りをぐるりと人垣が取り囲むほど人が集まってきた。途中見知らぬおばちゃんが、「それ返してもらえます?」と半ばむっとしたようにお尻の下にある座布団を指差すので、訳が分からずひとまず返したが、どうやら座席を確保しておくために置いておいたものだったようだ。それでこの椅子に座布団がわざわざ置いてあったのか、と合点がいったものの、とはいえいくらなんでも1時間も前に座布団置いて席を勝手に確保、というのもムチャな話だし、どいてくれと言われたら反論しようと思って構えているとどうやらそれ以上のことを言う気はなかったらしい。うーん、こういう思惑のすれ違いというのはつくづくやっかいだ。肝心要のショーの内容は「おバカ」の一言に尽きる。でもこういうバカバカしさは大歓迎なのでぜひとも機会があればもう1度みてみたいものだった
ステージの様子→http://www.popolo-crois.com/photo/umacho/umacho.htm

たまたま外出した日にこういう思いもよらないものを見ることができると何か非常に得をした気分。まさしく犬も歩けば棒に当たる、なのかもしれない。