2回目のアバター

映像を堪能するために午前中1回しかやっていないIMAX仕様の「アバター」の吹き替え版を観て来ました。日曜日ということもあって映画館のロビーは超満員状態で、ネット予約のチケット発券機にも行列が出来ている状況でした。ネット予約の際に端か後列の席しか空いていなかったので、よっぽど混雑しているのだろうとは思っていましたが、ほぼ満席に近く、「アバター」がいかにヒットしているかがうかがわれます。
今回映像に没頭にしようと吹き替え版を選びましたが正解でした。字幕に視点が移らない分画面全体を眺めれれらますし、字幕を「読む」という過程がない分心底没頭して素晴らしい映像美と冒険譚を堪能できたので十二分に満足です。ただ、ナヴィの話し方がカタコトの日本語しゃべりだったのが少々気になりました。後で慣れてくるとどうってことはなかったんですけどムリにカタコト的にする必要はなかったかなぁと。

吹き替えで画面に集中できたのと2回目ということもあって、世界への没入感は凄まじかったです。「観るのではなく、そこにいる」というのはさもありなん、です。そして映像技術に流されることなくしっかりとした物語があるからこそのものだと思うんですよね。単に映像が凄いだけの作品だったとしたらここまで楽しむことはできなかったでしょう。「主」としての内容、「従」としての映像が合致したからこその映画の歓びがありました。
映画には環境保護に対するメッセージが込められていますが、それはあくまでこの作品を楽しんだ際に付随してくるものであって、これがメインではないと思います。製作国がアメリカとかそういうイデオロギー的な要素や現実的な要素は一切忘れて純粋に目の前にあるものだけを受け止めればそれでいいんじゃないかと思います。
パンドラの森が「風の谷のナウシカ」の腐海を彷彿とさせるのは、やはり相通じるものがあるから、でしょうか?

いくらテレビで3D映像が楽しめるようになったとしても、あのIMAXシアターの迫力は再現できないんでしょうね。でもそれが映画館に足を運ぶ楽しみでもあるので今後もせっせと通おうと思います。次なる作品はティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」ですね!

映画館を出ても日が十二分に高かったので、先日バーゲンセールに行ったセレクトショップにも一度行って来ました。その際に勧められた靴がどーしても気になったので、「迷ったら買い」との原則に素直に従ったというわけで(笑

「ジャン・バティストゥ・ルートゥロウ」というなんか舌かみそうな名前のメーカーです。店長さん曰く、「この雰囲気はなかなかないですよー」とのことでしたがまさにその通り。ブーツにはメダリオンという伝統的な装飾が使われているものの、その独特のごっつい形状とその模様からはまさにアヴァンギャルドという言葉が似つかわしいオーラが出てますし、もう1足の方も靴紐だとかウィングチップの模様をあえてだまし絵的にデザインしてあるのがたまりません。ともにピッタリのサイズが運よく残っていたので,セールの対象外であったのが残念ではありますが購入しておきました。