徹夜明け 遂に迎える エンディング

よーし、仕事終わって帰ったら速攻で寝てやるー・・・と思うものの昨晩というか数時間前の深夜に書いた書類の訂正が出てきたので、1時間ほど居残り。もはや電車に乗っていても疲労困憊で気をつけないとあっという間に眠りに落ちて寝過ごしてしまいそうなほど。

寝る前にちょっとだけ空の軌跡を進めておこうと軽い気持ちでコントローラーを握ったところ・・・もはや眠気は吹っ飛んでしまい、文字通り完徹の状態で寝る間を惜しんで進めずにはいられないほどの怒涛の勢いで物語が進んでいく。もう1年半越しのエンディングが直前に迫っている時にどうして布団に入ることができようか?いや、入ったところで気になって気になって寝られるはずがない。

・・・そして、ついにエンディングを迎えることとなる。色んな気持ちが入り混じりながら万感の思いでモニタの向こうに映し出される光景をじっくりと見つめる。胸には充実感とともに、これで終わってしまったんだという切ないばかりの虚無感。約85時間という濃密な至福のひと時の反動は相当に大きそうだ。全てが終わったところで、今度は落ち着いてゆっくりと2回目の旅を始めたい。本当に「忘れられない旅」になった。

感想は何を書いても、まだYさんとHさんが鋭意進行中で、ネタバレになってしまうので絶対に書けない。全員が終わったらジックリと語り合いたいところだなぁ。
英雄伝説は確実に続いていく。英雄伝説5のガガーブトリロジーの最終作の次に英雄伝説6空の軌跡が登場したように、英雄伝説7が絶対に出る、いや出てくれないと困る。きっとRさんはその思いをよく分かってくれるに違いない。
本当に強く強くオススメしたい。きっとRPGというジャンルにおける価値観が変わるはず・・・と大風呂敷を広げておこう。

おそらく英雄伝説6はコンシュマー機におけるゲームとは対照的な存在ではないかと思う。従来の2Dから3Dに変わったとはいえ、本質的な部分は2Dのまま。ムービーが入るといっても内容的には重きをおいておらず、なかったとしても十二分に物語が成り立ちうる程度、今回英雄伝説シリーズ初でボイスが入ることになったけれどもあくまで戦闘シーンの掛け声のみという必要最小限。それでも引き込まれずにいられないのは、重厚な物語とその世界を徹底的に会話を通じて描き出しているからなのだろう。まさに英雄伝説の英雄伝説たるゆえんがここにある。

新たにに1つ「ゲーム」ではなく「作品」と呼べるものに出会えた。尊敬の念をもって日本ファルコムに感謝。