朝の4時半に目覚ましが鳴る・・・ね、眠い。ただでさえこんな時間に起きるのは眠いのに、昨晩は、いきなり見知らぬ家で夜ひとりぼっちにするのは可哀想だからということで、自分の部屋にケージを置いたために、完全に寝不足になってしまったから、その眠さは尋常ではない。
寝る前にしばらく遊んで、「そろそろ疲れておとなしく寝てくれるかな」と思い、手を離して電気を消した瞬間、
キュウンキューン
キャンキャン
クーン・・・
ともううなることほえることといったらもう!その鳴き声は実に可愛い、まさにラブリー。が、さすがに布団に入って5分以上これが続くとさすがにうるさい。声に反応してかまうようになrと吠え癖がついてしまうことにもなるので、起きて相手をするのだけは控えなくちゃならない。でもそうでもしないと鳴き止みそうにない。
そこで耳栓をはめて、なんとか鳴き声を最小限に抑えるも、小さいながらに声が聞こえてしまう。なんとかこれで寝るしかない。
とまぁそんな状況に睡眠時間不足のダブルパンチで、布団から起き上がる気力が出ない。しかし始発に乗らないと仕事に間に合わないので、全精力を振り絞ってなんとか起きる。体の芯に残った眠さは歯を磨こうが顔を洗おうが朝ごはんを食べようが一向に消滅する気配はない。こんなんで今日1日炎天下に立ってて大丈夫かしらん?
本日の出先は愛知万博会場。閉幕前の最後の1週間、3連休の真ん中日、気持ちのいい晴天、これだけ条件が揃えば混まないはずがない。おそらくこれまでの最多入場記録を大幅に上回る30万人オーバーとなる可能性が高い。
車で向かうと案の定、会場付近での高速道路と出口は軒並み渋滞でなかなか動く気配がない。こういう時は急がば回れ、あえて1つ先の出口で降りて、逆方向から会場入りを図る。幸い狙いはドンピシャリ、思っていたよりも早く到着することができた。
開場後の状況は火を見るより明らか。早くも午前中の同時間帯での最高入場者数を上回り、初の入場規制措置がかけられることになったらしい。開場入り口まで大渋滞で、ようやくたどり着いたら入場規制で入れないわけだから特に県外から来る人にとってはたまったものではないはず。
パビリオンのほとんどは長蛇の列、食べ物屋さんも列、会場内のコンビニに入るのも列、トイレも列、お土産屋さんも中に入るために列、会計するためにまた列、ということでどこに行ってもひたすら列・列・列。おまけに真夏のような蒸し暑さはないけれど、刺すような日差しは非常に厳しい。
そんな状況の中で、メインの仕事が始まるけれども、一向に終わる様子はなく、昼からひたすらずーっと外に立ち尽くし、終わったのは午後7時近くになってから。いやはや思ってた以上に時間がかかってしまって寝不足も相まって疲労困憊状態。今日はぐっすりと寝ることができそうだ。
家に帰ってのお楽しみタイム、癒しな時間、どんと触れ合おうと階下のケージを見ると空っぽ。もしかして親が寝室に連れていったのか、と覗いてみるとケージはあるけどどんはいない。でもって親は高いびき。床にはてんが半分眠そうにしながらもしっぽを振って「おかえり」を表現してくれていた。
おかしいなぁと思いつつ晩ご飯を食べた後、再び親の寝室に行くと目を覚ましていたので、どんの所在を聞いたところ、おもむろにふとんをベロンとめくって指差す。その中には見事にどんが丸まって眠っているではないか!
確かに可愛がる気持ちは分からなくもないけど、まだ布団の中に入れても大丈夫なほど体は大きくない。下手に布団の下に潜り込んでしまった時に自力で這い出せない危険もある。しかも今まで布団の中にはてんが寝ていたのに、そのポジションをいきなり奪ってしまってはあまりにてんが可哀想というものだ。
その旨きっちり申し入れて、どんはケージの中へと移す。キャンキャンとさみしそうな鳴き声を上げているけれども、だからといって甘やかしてもいけない。しばらく左手でどんをかまいつつ、右手でてんと遊ぶというマイ・ゴールデンタイムを過ごしたところで、2匹におやすみを告げる。これで今日1日の疲れは吹っ飛んだと言っても決して過言ではあるまい。
どうやら2日目にしてどんはジャンプしてケージを飛び越える技能を身に付けてしまったらしい。子犬の学習能力恐るべし!