12年ぶりのパソコン大更新

加入している地元のケーブルテレビのネット回線で10Gコースが始まるというので申し込んだのが数か月前。工事の下見の際に「10Gの回線をフルに活かすためにはパソコン関連機器も見直す必要ありますよ」とアドバイスを受けていたため、ようやくその工事が今週に始まるのを前にチェックを開始しました。

当初は「LANのハブとパソコンのLANカードを10G対応のものにすればいいよね」と軽く考えていたら、10G対応のLANカードの規格はPCI Express 2.0以上となっており、マザーボードの仕様をみると2.0以上のスロットが付いていません。となるとマザーボードごと交換する必要がある、当然にCPUもメモリーも交換しなければならないわけで、思っていたよりも手間と出費がかかってしまうことに。そういえば今のパソコンを組んだのはいつだっけ?と調べてみたところ、

過去の日記から約12年前だと分かり、これを機会にそろそろ替え時なのかもと納得半分諦め半分で久しぶりの大更新をすることにしました。これまでにもメモリ増やしたりグラボ変えたりCPU変えたりとその時々に増強はしてきたんですけどね。

どうせ替えるならまた10年使えるパソコン目指すかー!ということで、

  • CPU Core i7 3.20GHz→Core i7 3.60GHz(11世代)
  • メモリ DDR3 27ギガ→DDR4 32ギガ
  • SSD M.2 NVMe規格500ギガを初導入

とこれまでに使ってきたものよりは少しスペックアップ。ちゃんと10G対応のLANカードも増設しました。

パソコンを組むのは簡単なんです。最大の問題はちゃんと起動してくれるかどうか。既存のSSDはそのままなので、マザボとCPU変えたくらいならWindowsも問題なく起動してくれるはず。BIOS設定を少し変更する必要はあったもののちゃんと起動してこれまでどおりの環境が表示されたので最大の山場は越えました。後は細々としたところを補正していけばいいはずです。

起動直後はWindowsのライセンス更新について何も表示がなかったものの、案の定マザボを変えるとハードが変わったとみなされたのかライセンス認証してくださいとのメッセージが。以前にマザボ交換した時はマイクロソフトに電話認証する、というやり方でしたが、今はコントロールパネルから可能というのでトラブルシューティングの項目を選んでも認証が更新できません。おかしいなと思って調べてみると、オンラインで認証を更新するためにはWindowsのライセンスとマイクロソフトのアカウントを事前に紐付けしておく必要があるそう。「そんなん知らんがなー」とぼやいたところで状況が変わるわけでもなく、いっそのことWindows買うかと思ったものの値段調べるとProは3万近くするので流石に勿体なく、さいわい元のマザーボードはCPUもメモリも付いた状態なので電源とSSDとLANカードさえつないでやれば前の環境に戻せるので、いったん旧環境でWindows立ち上げてアカウントの紐付けした上でまた新環境に移そう、ということで新たな作業が追加されました。

流石にケースからマザボを取り外すのも面倒なので必要なケーブルを引っこ抜いてなんとか起動。ところが認証状況を確認すると、既にライセンスとアカウントの紐付けは済んでました。それなら、トラブルシューティングから認証できるはずじゃん、とケーブル繋ぎ直してもう一度新しい環境で認証を試みたもののダメ。

こうなったらイチかバチかでWindows10にアップデートする前に使っていたWindows7のプロダクトコードでも入れてみるかとクローゼットの奥から引っ張り出して入力したところ、ネットが混んでいるのか認証のチェックがなかなか進まずにハラハラさせられたものの最終的にはあっけなく認証が通って一件落着とあいなりました、なんでやねん。終わりよければすべてよし、なんですけどね。

後はデバイスマネージャーでエラーが出ているところを修正して、ミラーが外れたドライブを再度設定して、と細かな部分のチェックも全て完了して新体制が構築できたので後は回線工事が終わるのを待つばかり。

パソコンの環境が整ったところで10G対応のハブを調べてみるとまだまだ高くてビックリでした。1万円もしないだろうと思ってたんですけどね。5ポートで約3万円のものが見つかったのでポチっておきましたが、よくよく考えてみたら自宅内の環境でパソコン以外に10Gで繋げられるハードはないので急いでハブまで買う必要はなかったかもしれません。そんなこんなで、思っていたよりも手間がかかってしまった10G環境の構築なのでありました。