少し前にPSP版「イース7」を終えました。イースシリーズの新作がコンシュマー機で発売されるのは随分久し振りのことだったので、出来栄えが非常に気になるところでしたが・・・実に面白かったです。
当初はPSP版の画像の荒さが目につきましたが、ゲームが進むに従ってそんなことは一切気にならなくなりました。イースシリーズはアクションRPGの金字塔的な作品だけに、果たして今作はその看板やいかに?!と期待しましたが、まさに期待を裏切らない熱さでした。
お馴染みのボスバトルは、攻守を織り交ぜ、攻める時は攻める、引く時には引くというタイミングも絶妙で、数分間の激闘の末に倒した時の爽快感と「よっしゃ!」感は格別でした。またそれを盛り上げる音楽も秀逸なのでテンションが高まることこの上ないです。さらには、物語が絡んでくるので熱くなるのは必然なんですよね。
ジャンル的にはアクションRPGに含まれると思いますが、「モンスター・ハンター」とはこうした点が双極的だと思います。モンハンもクエストをクリアして素材を入手して、武器等を合成して強くなってさらに強いモンスターを狩るという無限の醍醐味がありますけど、物語性はゼロです。一方イースは物語を伴う分「有限」の作品と言えましょう。目指す方向性が違うので、この2作を比較したところで、「ケーキと和菓子とどっちがうまいんだ?」という議論と同じくらいに何の意味もありません。
ただ、モチベーション的には、物語性があって「剣を振るう理由」が明快に存在する分、イース7の方が強いです。モンハンの場合倒せないモンスターがいれば逃げてしまうこともできますが、イースの場合、是が非でも倒さなくてはなりませんから自然と気合が入ります。モチベーションの高め方が能動的なのがモンハンで、受動的なのがイースになるんじゃないかと思います。人間「やらなくちゃいけない」要素があると頑張るというのは、世の中に「ノルマ」というものが存在する理由なのかしらん、と思ってもみたり(笑
モンハンももっとアクションを極めて強い敵と戦えるように頑張らないといつまでたってもみんなが倒した後にアイテム集めに駆け寄るというまさにハイエナ状態のままなので精進しなくちゃあいけないんですけど。
肝心要のストーリーについては触れませんが、エンディングの後は、マイナスの感情とプラスの感情が入り交ざったような状態で、しばし茫然自失となりました。
こうして考えてみるといかにポポロ2のエンディングが優しさにあふれていたのかが思い返されます。
来週末は資格の試験で、来年にも大きな試験が始まりますのでなかなかゲーム三昧というわけにはいきませんが、それでも遊ぶ合間を縫って勉強・・・じゃなくて勉強の合間を縫ってしっかり遊びますとも!
この次に手をつけるとしたら、またもPSP版のソフトですが、非常にポポロなテイスト感があふれる「アンティフォナの聖歌姫」に興味が沸いてますし、他にもPS3版の「3Dドットゲームヒーローズ」という、3Dでドット絵を表示するというなんともアンチテーゼ溢れるゲームも気になるところです。やっぱりゲームは大事なのですよ。
ゲストブックにて、滞っている更新に声援をいただきましたので頑張ります、はい!