昨日は職場で10辛タンタン麺がいかに辛かったかで大いに盛り上がり、どれだけ苦しかったかで大いに納得しあってました。で、どーしても他の人たちが食べる時の反応を見たくなるのが人情なんですよね。さらには、類は友を呼ぶからなのかは分かりませんが、身の回りにはよく言えばノリがいい、悪く言えば自分を含めてアホな奴ばかり。そういう話で盛り上がって「そんじゃいっぺん行ってみる?」と話を向けると、「そこまで言うなら食ってやろうじゃん!」という結論に到達します。
そんなわけで今日もまた夜勤明けの寝不足な体を引きずって先日のお店に行ってきました。お店の人に笑われたのは言うまでもありません。まさか自分もよもやこの店に来ることになろうとは思ってもいませんでしたし。今日のメンバーは全部で6人、そのオーダーは
タンタン麺10辛
冷やしタンタン麺10辛い
タンタン麺5辛×2人
タンタン麺2辛
台湾ラーメン
言うまでもなく、すでに10辛を食べてエライ目に遭った私は標準的な辛さの5辛、もう1人は辛さマイルドな台湾ラーメンを頼んでます。案の定「辛いけど大丈夫?」と念を押されましたけど、今回は自分が食べるわけではないのでもう自信満々に「大丈夫、大丈夫!」と答えておきました。
料理を待っている間に、ウチの会社関係の人が2組ほど店に入ってきましたが、どうにも激辛料理店は話題になりやすいのか不思議なくらい知った顔によく出くわします。で、顔を見合わせてお互いに「なんでここにおるの?」という表情をすることになるんですね、これが。
間もなく運ばれてきたのは先日とはうって変わって赤みの少ないスープの5辛タンタン麺、これが「四川」と同じ辛さだというので一口すすってみると・・・うまーい!辛さと旨さがちょうどいい塩梅で食べやすくコクがあります。10辛だけで判断していたら見逃してしまっていた旨さでした。一気に食べて一気に飲み干して大満足です。辛さ的には割りとマイルドなので四川に比べると少々刺激は物足りないかも。
そんな満足の傍らで10辛のタンタン麺を前に困惑の表情を浮かべる2名、一口食べた瞬間、グラスの水を吸い込んでました(笑)。レンゲを持つ手がプルプルふるえて足がガクガクしてましたから、予想以上の辛さだったのでしょう。
「あれだけ辛いって盛り上がってた理由、分かった?」
「分かりました!」
それでも汁こそ飲まなかったものの、麺と具はきっちり食べ切ったのが偉いところ。もっともその代償は相当大きいだろうけれど。食後にみんなで杏仁豆腐を大いなる癒しを感じつつ一さじ一さじ大切に味わってきました。
あんまりこういうことやるとアルハラならぬカラハラ(辛いモノハラスメント)になりかねないのでほどほどにしなくちゃいけませんけど、それでもみんなで「辛い辛い!」と騒ぎつつ賑やかに食べてアルコールこそなかったものの大いに楽しかったです。あれだけ盛り上がれる料理と言うのも珍しいものです。名古屋オフの翌日に有志による四川会が定着した理由もまさにそこにあるのかもしれません。