激辛坦々麺の集い

名古屋オフセカンドチャプター。名古屋オフの続きではありませんが、有志で「四川」の激辛担々麺を食べに行こうという物好きな企画です。初めての人は怖いもの見たさで、経験者は再挑戦するべくもしくは激辛に魅入られて刺激を求めるべく、集いました。
ぱぐなす亭に停まったういっち、おーとも、影法師、風乃精霊、ばたくら、RON、washiと自分を含めての8名とリュナンさんとにしぴいさん、燐とハム、ピノン・パカプカ氏の計13名が参戦、激辛料理を食べるためにこれだけ集まってくるとは・・・知ーらないっと。
開店時間の11時を若干回った時点で既に駐車場の半分くらいが埋まってましたが、幸い円卓席に全員固まって座ることができました。当然にお店のおばちゃんには「またようさん連れてきたもんだね」と笑われてしまうことに。選択肢は通常の担々麺と汁なし担々麺とターラー担々麺の3種類がありますが、汁なし担々麺は刺激に欠けるので却下、ターラー担々麺は刺激が強すぎるので却下、ということで全員満場一致で通常の担々麺を頼みます。「いったいどれ位辛いんだろうか?」と非常に不安一杯な初体験者に対し、経験者は「そんなみんなが言うほど辛くないって」と無責任な励ましをしています。まぁ食べてみれば一目瞭然なので余計な説明は不要、ということなのでしょう。
間もなくどんぶりが運ばれてくると、その毒々しいまでに赤黒いスープに恐怖を感じるもの闘争心をかきたてられるものノドが鳴るもの、反応はさまざま、全員に行き渡ったところでいただきまーす!
・ ・・数秒後あちこちから「何コレ、かっ辛い!っていうか痛い!」という悲鳴に近い声が聞こえてきました。うん、そうだろうね、慣れないと辛いと言うよりは痛いんだよね。しかし目の前に大きな山がそびえる以上は登らなくては男がすたる!(女性もいますが)、ということで自分はその辛さを堪能しつつ、心の中で生暖かいエールを送り続けます。やっぱりこの辛さと旨さはたまりません。ということであっという間に汁を含めて完食、後は心おきなくみんなの食べっぷりを眺めることができます。続いておーともが完食、さらににしぴいさんが完食ということで、やはりこの味に慣れ親しんでいるだけあって手堅いです。空になったドンブリは円卓の回転卓に置き、その存在をしっかりとアピール。さぁ、次なる空ドンブリが置かれることはあるのだろうか?と待っていると、washiにリュナンさん、RONに昨年は汁を残すこととなったピノン氏もものの見事に完食と続々と続きます。washiに至ってはどこか体が悪いんじゃなかろうかと思うほどの大量の汗、リュナンさんもそれほどではありませんがやはり顔全体から汗が流れ出てました。それだけ汗が出るというのは体内の新陳代謝が活発になっているということなので、体にいいのは間違いなさそう?!しかし箸が全然進まない燐の様子を見ると「なんか寒気がしてきました」と箸を持つ右手がプルプルしている様子、そういえばかつてターラー担々麺を食べたときにちょうど貧血気味に頭がクラクラしたことがあったのでその感覚は非常によく分かります。そんな様子を見かねてか、お店の人が「こっちにいったん麺をよそってから食べなさい」とお椀を持ってきてくれました。確かにあの汁にひたったまますするとどうしても激辛スープが口の中に入ってしまいますからね。「こんな辛いもの絶対に食べられません」と言っていた風乃精霊も次々続く完食者に触発されたのか、初めてながらに完食するという快挙を成し遂げ、辛さに隠れる旨さに気づいた影法師、食べている様子から完食は無理じゃないかと思われたハムも、ついに完食です。なんというか「みんなが完食しているのに自分だけ残すなんてことができるか!」という半ば意地に近いものを感じます。もっともラーメンを食べに来ているだけですが、ここの担々麺に関しては完食するとやたらと達成感があるのは事実なんですけどね。ばたくらも汗を流しながら悪戦苦闘、辛さを吸いきったモヤシに難儀しつつ、それでもスープの旨みに覚醒し、空のドンブリが前に置かれることとなりました。食べ終わる事に拍手が起きる料理って・・・あってもいいものなのかしらん?
寒気がすると言いながら食べていた燐は、さすがに無理強いすると体によくないことこの上なしなので全員が食べ終わったところで終了。「赤い世界」の恐怖を「黒い世界」の住人はとくと味わったことでしょう(笑)。もっともスタンダールの作品に「赤と黒」なるタイトルの作品があるように、決して赤い世界と黒い世界とは無縁ではない、とまるで根拠のない妄言をここに記しておきませう。ということで機会があれば次回に再挑戦してもらうこととして、本日のメインイベントはめでたく終了することとなった次第です。
みんな外に出て自販機のジュースを飲みつつ、胃に染み渡る甘さの心地よさをまさに実感しておりました。食べ終えるまでが刺激の第一弾で、次なる刺激はトイレで繰り広げられることになるので、みなさん頑張りましょう。

とまぁこれで今日の予定は終わってしまいましたが、そのまま解散するには時間もあったので、とりあえず大須まで行ってブラブラすることに。大須は昨年おーともが鳩に襲撃された神社もあれば、何かと見て回る場所があり散策するのに事欠きません。駅を降りて大須の商店街に入ろうとした矢先で早速大道芸人が技を繰り広げていました。円筒を何段にも重ねて板を乗せ、その上に立つというバランスの極地のような芸当は、思わずハラハラさせられて、気が付いたら前の方に移動してしゃがみこんで見てました。自信の無さはどこまでが演出でどこまでが本当なのかは分かりませんが、その技がいかに難しいものであるのかは十二分に分かります。最後の技が成功したときにはやはり拍手をせずにはいられませんでした。いい芸に対するお礼は1つしかないので、みんなそれぞれ袋の中におひねりを入れてきました。
引き続いて、大須神社で鳩にエサやって遊ぼうと向かってみると、ちょうど月に1回の骨董市が開催されていたようで、とても誰かを寝っ転がして腹をめくってその上に鳩のエサを置くという遊びをすることはできず断念、辛い物の口直しに大潮屋の大判焼きを買ってこようと思っていたらこちらも大行列がまるで進まず断念、ということでひとまず1時間ほど自由に大須界隈を見物してくることにしていったん解散。電機屋に向かう人、ゲーセンに向かう人、古着屋さんに向かう人など、向かう場所は人それぞれ、かくいう私はパソコンのパーツを見るべく第一アメ横の九十九電機を目指します。
ここでリュナンさんやにしぴいさんのアドバイスを受けつつパソコンパーツを物色し、ちょうどパソコンの電源をコードのシンプルなものに買い直したいこともあったので、あれこれ悩んだ末、必要に応じて電源ケーブルを付け替えのできるものを購入しました。これで余計な電源ケーブルに悩まされることなくパソコン内部をすっきりさせることができます。そしてカメラコーナーではピノン氏から今後の新製品やレンズについてのレクチャー、いやはや何事にも先達はあらまほしけれ、詳しい人に話を聞くのが何よりの勉強になります。オリンパスの新型フォーサーズ機、うーん、実に気になるところです。
などと見て回っているうちに集合時間が近づいてきたので、再び神社方向に足を向けつつ、通り道に見かけたパソコンショップで掘り出し物を見つけたにしぴさんが再び足を止めつつ戻って待っていると間もなくみんな集まってきました。しかしここで問題が発生。風乃精霊の姿が見えません。精霊だから普通の人には見えないの、という状況ではなくリアルにいません。一緒にゲーセンに行っていたういっちとばたくらに尋ねてみるも途中まで一緒にいたけど別行動になったとのこと・・・うむむ事前に全員の携帯電話番号を把握しておくべきでした。しかし幸い、昨日関東に戻ったネルを介して風乃精霊から「ゲーセンで探しているうちに集合時間を過ぎてしまいました」とのメールが入ったので、今日の集いはお開きにして、各自散会の上でゲーセンへと迎えに行き、ゲーセンでは無事に発見することができなかったものの、最終的には元の神社にて無事に合流することができ、事なきを得ました。この点、当日のとっさの思いつきで全員の連絡先を確認することなく自由行動にしてしまったことについて大いに反省させられた次第であります。
そして金山駅まで送り届けたところで今日の集いは完全に終わりを告げました。こういうトラブルは時にして起こりうるものですから、気を悪くする必要もなく、むしろその状況にどう対処するかがオフ会幹事の腕の見せ所でもあり、よい勉強にもなります。また今回のイロイロな反省点を踏まえた上で来年のオフ会について準備を進めて行こうと思います。