人同様 犬もストレス 壁かじり

映画「ターナー&フーチ」の中で、刑事に扮するトム・ハンクスがフーチ(マスチフ犬)が夜中に2時間も鳴き続けるのに堪忍袋の緒が切れて犬に「今何時だと思ってんだ!」とわめき散らす場面がありますが、今朝の我が家はまさにその状態。

階下で犬が鳴き出したのに目を覚まされ、時計を見ると午前5時過ぎ。無視していればそのうち静かになるだろうと思っていたらまるで鳴き止む様子がなく、いつの間にやら2階に上がってきていたもう1匹がそれに呼応するかのように鳴き出す始末で、さすがに堪忍袋の緒が切れました。
階段前で下に向かって吠えていたてんを背後からわしづかみにして1階に下ろすとともに、鳴き続けている諸悪の根源どんに対して「やかましー!」と一喝したところ、ただならぬ気配に身の危険を感じたらしく、おとなしくなったのでやれやれと思いつつ再び潜り込んで眠りに落ちました。
で、9時頃に目が覚めて再び下に下りたところ・・・かっ、壁の角が思いっきりかじり削られているではないかー!床には削れた石膏の粉が散らばり、その周りには犬の足跡が、そして食卓に上がりこんで下りれなくなっていたどんを見ると口の周りが粉で真っ白・・・おのれか、犯人はおのれかー!

食卓から引きずりおろしてかじった場所に顔を押し当てひたすら説教、とにかく説教。怒られた直後は部屋の隅っこで丸くなっているけれど、しばらくするとご機嫌伺いに体を摺り寄せてくるので再び一喝して説教。さすがにこれだけムチャクチャやられたからには簡単に怒りを解いては同じコトを繰り返される恐れがありますから心を鬼にして徹底的に姿勢を貫かなくてはなりません。
もうそろそろいいだろうと頭をなで、部屋に戻ってくつろいでいたところ、しばらくすると下でガーリガリ、と何かを削るような音が聞こえてきました。まさか?!と思いつつ階段を駆け下りるとそこには再び口の周りを白くして壁に攻撃を加えているどんの姿が!こっ、この大馬鹿もーん!
もはや怒るのも空しく、それでも一通り怒った後でかじられた壁の周りに覆いをかぶせておきました。次の休みにはアレを修復しなくちゃいけないのかと思うと・・・とほほ。