アスファルト 雪が詰まれば アイスバーン

昨日寝る前にはなかったけれど、起きてみたら見事に雪が積もっていた。
「昨日のうちに積もったみたいやなぁ」、階下におりて親に話すと「何を寝ぼけたことを言ってるんだろう、この子は」と言いたげな表情をしているではないか。

「いや、だから雪が」
「そんなもん朝5時に散歩行った時にはなかったで」
「嘘やと思うんなら窓の外見てみ」
「・・・ホンマや」

ということは朝5時からほんの1時間程度で雪化粧になったらしい。どうにもこのところ1日外で仕事という時に限って雪に降られているような気がする。家の前の道路を見ると幸い車の通行でアスファルトがしっかり顔を出していたので、いつものようにスクーターで駅まで向かう。

ところが最初の角を曲がって間もなく、タイヤのグリップ感がなくなったのに気付く。いったん止まった方がよさそうだと慎重にブレーキをかけつつ、万が一に備えて両足を道路におろすと、スケートのように見事に足が滑っていってしまう。どうやら積もった雪が車のタイヤに踏み固められてアイスバーンと化しているようだ。
後ろから車も走ってきて非常に危ない状況なので道を譲りつつ、路肩寄りの雪が踏み固められていないところを選んでゆっくり走っているうちに、無事駅に到着することができた。やはり少しでも雪が積もっているような時にはスクーターに乗るものではない。

名古屋の雪もしばらくは細かいのがチラチラ降ってはいたものの、いつの間にやら晴れ渡って、仕事の終わる頃にはキレイに雪は溶けてなくなっていた。帰り道は安心してスクーターに乗って帰られるからめでたし、めでたし。