イロイロな 意味で衝撃 2作品

昨晩午前1時に布団に入ったにも関わらず、目覚ましもかけていないのにきっちりと朝の6時に目が覚める。習慣というのは因果なもの。もっともすぐ布団に潜り込んで次に目を覚ました時には10時近くとなっていたので、夜更かしをするとその影響がてきめんに現れるらしい。今日は昨日見つからなかったDVDを探すべくツタヤに行くという目的があるゆえ、時間を有効に使わなくてはならない。とはいえ親の買い物に付き合わされたり、近所に最近出来た食堂でランチバイキングをやっているのに飛び込んだりしているうちに時間はどんどん過ぎて行ってしまう。

珍しく今日は日中暖かな天気、絶好の日和。本格的な冬になればしばらく今日のような日は望めない。バイキングで膨れすぎたお腹をこなしつつ、バイクにまたがってツタヤに向かっていざ出発!
家から最寄のツタヤまではバイクで20分程度だからさほどの距

離ではない。しかも非常に大きな店ゆえに品揃えも非常に豊富だ。
早速新作コーナーに行き、お目当てのDVDがないか物色を開始する。まずは1本目の「フォーガットン」。さすがに発売からまだ2週間位しか経っていないからほとんど借りられているけれど、数が多いので何本かは無事に残っていたのでゲット。2本目は「尻怪獣アスラ」。こんなマニアックな作品本当に置いてあすのかしらんと半信半疑で探してみると見事に2本置かれていた。2本ともしっかり残っていたので無事にこちらもゲット。そりゃこのパッケージ見たらたいていの人は借りる気失せるに違いない。
今回借りた2本はいずれも「ピエトロ日記」にて紹介されていたタイトル。「フォーガットン」は夢に出る位に掟破りで衝撃的な作品らしいし、「アスラ」はおバカ映画好きとしては興味をそそられずにはいられない。狙っていた作品を両方借りることができ、ホクホク顔にて帰宅する。いや、ツタヤのラインナップは素晴らしい。

いよいよ鑑賞開始、まずは「フォーガットン」だ。飛行機事故で死んだ息子の記憶が残っているのに、それは単なる妄想の産物に過ぎないというまさにサスペンス系の幕開け。記憶は真実なのかそれとも妄想なのか?一体どのような謎が隠されているのだろう?最後にあっと驚くような種明かしが待っているのだろうか?頭の中で状況を整理しながらなんとかその糸口の発見に努める。
しかし!しかーし!観ているうちにこれがなぜ「ちょっと今まで観たこと無い位ぶっ飛んで」いるのかがよーっく分かった。掟破りの型破り、確かに夢に現れてもおかしくないほど衝撃的な展開だ。本当に人に勧めて驚かさずにはいられない。その思いを共有して感想を語り合わずにはいられない。公式サイトには「『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー!」と紹介されているけれど、ある意味ではもの凄く正しいと同時にもの凄く間違った紹介だと言えよう。強くオススメしたいので、今回はネタバレな伏字感想はなしにしよう。

連続で「尻怪獣アスラ」に取り掛かる。そもそも人から離れた尻が巨大化して人間を襲い町を破壊するという内容だから、そのばかばかしさは推して知るべし。しかも非常にチープな特撮と相まって、一層バカらしさが輝きを増す。元々「レクトマ」というタイトルがなんで「アスラ」等というタイトルに化けたのかも一目瞭然。多分10人中9人位は怒りだすんじゃないかしらんと思うほどの凄まじい映像と内容ではある。
ただ凄いのはこういう作品を映画化しようとゴーサインを出してしまえるアメリカ映画。日本だったら絶対に企画が通らないに違いない。玉石混交なんでもオッケーだからこそ自由な発想で物事を考えることができるのかもしれない。続編を意図的にわざと前面に押し出しているけれど、絶対にあの内容で続編が作られることはあるまい、いや作られても本当に公開できるかどうか。それでもこれも「えびボクサー」同様に観ておいても決して損をすることはないはず・・・多分。

非常にアクの強い映画を連続で2本観てしまっただけに、今度はしっかりとした作品を観ることにしよう。年末に兄夫婦が帰省してきたら是が非でも見せようではないかー!