姪生まれ 名実ともに おじさんに

朝の6時に、出産祝いの宴に参加するべく、兄夫婦の住む静岡県は御殿場市に向けて車で出発。軽自動車に大の大人2人が乗っているのであまりそのドライブは快適なものではない。渋滞もまるでなく、4時間弱で無事に御殿場へと到着する。富士山にはまだ雪は積もっていないけれど、実に美しい。

そしていよいよ姪っ子とのご対面。とにかく親からも向こうの親戚からも「お兄さんよりあなたの方によく似ている」と言われていて、写真で見てもピンとこなかったから、実際どんな感じなんだろうと非常に楽しみでもある。なお、いくら似ていると言われても、昼ドラのネタになりそうなドロドロした人間関係や、身の潔白を証明しなくてはいけないようなあらぬ疑いが存在するわけではない。

んー、口元とか顔の形とか髪の雰囲気とか似ているとはいうけれどどうなのかしらん?まぁ大きくなれば顔の雰囲気も変わってくるだろうから似ているにしてもきっと一時的なものなのだろう。産まれたてで猿のような顔だから似てると言われたわけじゃなくてよかったよ。もっとも女の子で私の顔に似てたりしたら・・・それは不幸だぞぉ、きっと。
ほとんど寝ているばかりで起きることがない。それでもお腹が空いたりおむつが気持ち悪くなったらちゃんと泣いてアピールするのだから凄いもの。要求が満たされたらあっというまに睡眠。寝るのが仕事とはいえ、よくここまで寝られるものだ。かつての自分もこんなに小さかったのかと思うと不思議な気がする。
まだ目が見えているわけでもなく、音の聞き分けができるわけでもないけど、泣いている時に母親に抱っこされるとあっという間に落ち着いてしまうのはまさに心のなせる技なのだろうか。
姪っ子の誕生で、名実ともに「おじさん」になってしまったなぁとしみじみ。せめて成長した暁にはおじさんではなくおじちゃんか欲を言えばおじさまと呼んでもらいたいものだ。親はおばあちゃんになってしまったけど、それはそれで満更でもなさそう。
名前は人と人との結びつきを大切にしてくれますように、とのことで「結(ゆい)」に決まったらしい。よし、それでは将来おじさんが「人と人との交わり」を描く素晴らしい作品を紹介してあげることにしようじゃあないか!

先日出産祝いにハイビジョンカメラを贈ったはいいけれど、撮影した映像をどうしたらいいのか全然方法が分からないらしい。そりゃあせっかくだからDVDに落として定期的に我が家に送ってくれた方が親も喜ぶ。パソコンに接続して加工する方法を伝授するべく準備開始。

「パソコンでDVD-Rは焼ける?」
「んー、よく分からん」
「・・・メモリは?」
「買ってきたままの状態だからどれだけあるか分からん」
「・・・ハードディスクは何ギガ?」
「見たことない」

えーい、百聞は一見に如かずだ。SONYのVAIOだけど分解すれば中身は見たようなもの、やはりDVDが焼けるドライブではないし、メモリも128メガしかないからここは増設するしかない。近所のパソコンショップに行ってドライブとメモリをプレゼントの追加で買い込む。早速換装してパソコンを起動、無事に取り付けができていることを確認する。それにしてもデスクトップにはアイコンだらけ。聞くとこれも買ったままの状態で何も手を加えていないという。せめて使わないソフトのアンインストールはやろうよ。おせっかいながらにこちらも手入れ。
すべて準備が整ったところで、いよいよビデオカメラを接続・・・するもパソコンが認識してくれず先に進まない。イロイロ調べてみてもすぐには原因が判明しそうにない。さすがに夕方となり帰る時間が近付いてきたので、残念ながら次の機会に延期だ。試験が終わったらなるべく早くまた御殿場に行かなくては。

往復500キロの道のりだけど、久し振りの車の運転だけに結構疲れた。バイクだと全然平気なんだけど。朝も早かったし、運転疲れも加わってぐっすりと寝られそうだ。