日焼け止めの功罪

朝4時・・・さすがに夏といえどもこの時間はまだ暗い。眠い目をこすりながら、迷惑そうな表情を浮かべているてんを散歩に連れ出す。誰も好き好んでこんな時間に起きてるんじゃないんだからちったぁ協力せーい!

天気予報では今日1日中曇り、どうやら雨の心配はないらしい。ほっとしているといつの間にやら外は素晴らしいまでの晴天だ・・・ちょっと待て、「曇り」の予報は一体どこに行ってしまったのだ?
自然には逆らえないので、本日も1日中外に出っ放しとなる仕事に備えて顔に日焼け止めを塗っておく。以前無防備で日焼けしたら顔が軽いやけどのように赤くなって、数日で脱皮が始まってしまったから、あのような状況は二度とゴメンだ。

とにかくジリジリと太陽に照りつけられて、実に暑い。うだるような暑さ、体内から沸き起こる逃げようのない暑さ、夏真っ盛り。無事に仕事を終えて夕方職場に戻るとみんな顔がまっかっか。特に鼻先や頬、おでこ辺りのでっぱったところが特に赤い。だからせめて顔だけでも日焼け止め塗っておくのをすすめておいたのに。

「あ、なんで1人だけ涼しそうな顔色してるんだ?!」
「こういうこともあろうかとちゃんと日焼け止めを・・・」
「ふっ、そんなのは理由にならん。ようは結果だ、結果論!」
「だーかーらー!」

てなわけで日焼けしていない理由を語ったところで、ちゃっかり日陰に逃げておったのだなという烙印を押されることになってしまったようだ。もちろん冗談の上のことだけど。多分次回の炎天下での仕事では、日焼け止めの便利さが普及されると思われる。特に何も塗らなかった腕については当然の如くに赤くヒリヒリして痛い。

暑い1日だった分、夜の風の涼しさが心地よい。こういう気持ちよさは決して忘れちゃいけない。